大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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あえて言います、車のケータイながら運転の方がよっぽど重大問題

最近自転車叩きの一環として自転車のケータイながら運転も度々取り上げられ、もう何だかケータイながら運転といえば即、自転車の問題というムードにされてきているわけですが、

見ての通り車のケータイながら運転も未だ存在しているのです、いや、これ撮るのなかなか苦労したんですよね、まず自転車の場合と違ってなかなか目立ちませんから、この日も道行く車をいちいち覗き込むくらいしなければ、ながら運転しているかどうかもわかりません、それでまた動いているものを撮るのも極めて難しく、この日も10台ほどながら運転車を見つけたのですが、撮れたのはこれともう1枚だけでした、ただ漫然とカメラを向けるだけで絵が撮れる自転車の場合とは違うんですと言いたいですね、まあ私としてもこういうことをするのは非常に心苦しいのですが、マスコミがこれだけひどい自転車叩きを繰り広げているのなら、少しでも対抗していかなくてはなりません。
それでは車のケータイながら運転の方がよっぽど重大問題である理由を説明します。
自転車がケータイながら運転をして、事故の原因となったとしても、それは多くの場合自業自得とも言える被害事故なわけであり、また加害の場合でもその時はスピードもあまり出ていず、そんなに重大事故にはなっていないのではないでしょうか、それに比べて車の場合は一発で死亡事故につながりかねませんし、実際にそういう事故も起こっているのです。
次に実際に事故に遭った場合、自転車側が被害者となった場合は突然衝撃に見舞われ、使用中のケータイが投げ出されるわけです、また加害側になった場合でも容易に目撃されます、一方が加害側になった場合は、余裕を持って幾らでも証拠を隠蔽出来ますし、また目撃証言も、ドライバーがながら運転だったかどうかなどは自転車に比べれば外からは非常に判別しづらく、しかも咄嗟の事故発生現場ともなるとそういった所までなかなか人の目は行かないとも思われるので、目撃証言が上がりにくくなると考えられます、警察が事故当事者全てのケータイ通話記録をいちいち調べているというような話も聞きませんしね、自転車の場合は過失責任、相殺などで確実にその報いを受けるのに対し、車の場合はその過失が表面化しづらく、隠蔽のチャンスが幾らでもあるというわけです、さあ、公平性の観点からもどちらをより徹底的に取り締まらなければならないでしょうか?
近頃のマスコミ自転車叩きに後を押されて警察が各地で自転車取締り強化などというニュースがよく見かけられる昨今なのですが、その一方でこうしたケータイながら運転などの車の取締りがおろそかになっていないかと危惧されるところです、その方がより深刻な結果を招くのですから。