大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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原発再稼動に向けて猛進する狂った関電を止めろ!

何やら橋下市長が豹変しているようです、

節電に住民支持ない場合は再稼働容認…橋下市長
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120426-OYT1T00545.htm
原発を再稼働させなくても(今夏の電力需要を)乗り切れるかどうかは関西府県民の努力次第。相当厳しいライフスタイルの変更をお願いすることになる。その負担が受け入れられないなら、再稼働は仕方がない」

住民がとても呑めないような節電命令を出しておいて、それが受け入れられないようなら原発再稼動止む無し、お前たち(住民)が選択したのだからな!ということですね、威勢のいい発言を繰り返して、脱原発の姿勢を打ち出していた橋下市長が今度は先頭きって原発再稼動への脅しですか、えらい変わりようです、実は元からそうだったか、利権に取り込まれたか、ひょっとしたら何か強烈な脅しが加わったのかもしれません、それこそ「逮捕しちゃうぞ」という、実際佐藤栄佐久福島県前知事のような前例もありますし。
それにしても電力不足が言われているわけですが、そもそも原発無しでも電力が足りるよう努力というか措置をしなければ、当然のように電力は不足するわけです、あんな大事故を起こしておいて、なおかつ原発を再起動したいというのなら、原発無しでも行けるように最善を尽くした上で尚且つ電力が足らないということを証明する必要があるでしょう。
東電は地震に加え、津波で水没した広尾火力、液状化の被害まで受けた鹿島火力を全て4ヶ月で復旧させましたし、地震後に東電は約300万KW、東北電は約100万KWの緊急整備火力を計画し、それらは遅くとも今年7月には稼動とのことです、翻って関電はどうかといえば、別に地震の被害を受けたわけでもなく、長期休止とはいえ整備はされているはずの休止火力240万KWの再稼動を、3年かかるとか、新設と同じくらいの費用がかかるとか、屁理屈つけて思いっきりサボタージュした末にやっとこさ今夏から45万KW分を再稼動とのことです、また緊急整備火力も関電のそれはわずか6.5万KWにしか過ぎません、東電、東北電に比べれば、その努力は全く不足していると言えるでしょう。これはもう、何が何でも原発再稼動させたいが為に火力再整備をサボタージュし、原発止めるくらいなら停電止む無しの覚悟で突き進んでいるか、それとも本当は電力危機など無いのに、原発止めたくないが為に電力不足を演出しているか、そのどちらかであると断じざるおえません、いずれにせよ住民の生活を人質にとった悪質な脅迫行為であると言えるでしょう。
そしてその脅迫行為に共同正犯と言っていいくらいに関与しているのがマスコミです、何しろ他では休止、破損火力を4カ月で再開させているというのに関電は3年、4年かかると言っているのです、それが本当だと言うのなら相当な説明が必要なはずですが、関西マスコミはそれについて検証するどころか、アリバイ的に関電の言い分をそのまま目立たないように流すのみです。それにしても橋下市長は表向きは脱原発を装いつつ、実際には電力不足解消の動きは今まで全くせず、住民に負担がかかるような方策ばかりを強調することによって世論を原発再稼動の方向に誘導し、自らの手を汚さない形でそれを成し遂げる、実に狡猾ですね。
まあ実際、いよいよ本当に電力が危ないとなれば、散々脅かしてもったいぶった末に、既に準備された休止火力を動かすと思いますけどね。
いずれにせよ電力不足回避に向けて何の努力も示さず、見え見えのウソまでついて原発再稼動に突き進む関電の姿勢には目に余るものがあります、このままでは脅しは際限無く続き、ポンコツ美浜まで再稼動しかねません、それももっと新しい火力までも何だかんだ理由を付けて廃止した末に。どう考えても使用済み核燃料までどうにか出来る能力など関電に無いことは確かなのですから、それこそもんじゅ存続の理由付けにもされてしまいます、とにかく下らない原発再稼動の企みなどは潰しておかなくてはなりません。