大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

自転車がひき逃げを起こしたら大ハッスルの飲酒殺人新聞産経

4日の産経新聞、ウエブサイト及び大阪版の一面にもこのようなコラムが掲載されていました、

もちろん、悪いのは自転車側ばかりではないが… 2月4日
http://www.sankei.com/column/news/170204/clm1702040003-n1.html

「自転車は動く凶器そのものである。」などと、たった一件の重傷ひき逃げ事件からえらい言いようです。あと「携帯電話をいじりながらの危険運転」などと今更恥ずかしげもなく言ってきていますね、自転車のケータイながら運転だけしきりに追及を続け、車の方は一切無視、その結果起こったのがポケモンGO流行もあっての車による死亡事故の多発ではなかったのでしょうか。そもそもたった一件の事件でその集団全体にレッテル張り出来るというのなら、産経新聞はほぼ4年前とはいえ2012年11月13日に大阪で販売店所長が飲酒死亡ひき逃げを起こしているのです。産経新聞の構成員は配達員まで全部含めても自転車ユーザーの何百分の一といったところでしょう、それだけの極めて少ない母集団から飲酒の上120メートルもひきずり死なせるというような、殺人としか言いようがないひき逃げ犯が出ているのです。人を犯罪者呼ばわりする産経新聞の方がはるかに高い濃度での犯罪者集団と言わなければなりません。
ただこのコラムを書いた記者が東京の方にいる人だとしたら、この4年前の大阪のひき逃げ事件自体知らないのかもしれません。4年前のひき逃げについては産経、読売、日経は大阪版では掲載はしていたものの、ウエブサイトの方では掲載なし、NHKも大阪ローカルのみの掲載、特に産経、読売に関しては事故発生の方はウエブ掲載あったのに、産経販売所長とわかった逮捕の方は掲載なしという姑息ぶりです。当然今回のこのコラムのように改めて取り上げられることも一切なし。そのおかげで産経新聞のダメージも最小限に抑えられたというわけです。翻って今回槍玉に挙がった自転車ひき逃げは毎日、読売、産経、NHKが堂々のウエブ全国欄掲載、それどころか事故発生時には毎日、今回の逮捕時には産経が大阪版での掲載にまで至りました、遠く東京で起こった事件だというのに。各新聞の大阪版は(車加害の)死亡、重体ひき逃げ事件が起こっても、東京はおろか同じ関西圏でも隣県のものだとほぼ掲載がなくなるのですけどね。マスコミが敵視する自転車の事故については大きく報道し、一方身内の起こした悪質極まりない事故についてはなるべく隠蔽、マスコミの暴力だと言わざるおえません。そうした援護射撃もあって、はるかに濃度の高い犯罪者集団の産経新聞が自転車ユーザーを犯罪者呼ばわりという離れ業も可能になるのですね。