１１月３０日、大阪においてこのような事故がありました、これは１２月２日の毎日新聞大阪版大阪ローカル欄に掲載された記事です、
無免飲酒運転の車が歩道に突っ込んで、信号待ちをしていた女性をはねて重体にさせるという、非常に酷い事故です。しかし、この事故について真っ先に報じたNHK大阪はこのような伝え方でした、
酒気帯び無免許運転容疑で逮捕
12月01日 08時01分
３０日夜、大阪・中央区の交差点で、自転車に乗った女性がワゴン車にはねられて意識不明の重体となる事故がありました。
ワゴン車の男（４５）は無免許でアルコールが検出されたということで、警察は男を逮捕して詳しい状況を調べています。
３０日午後１０時すぎ、大阪・中央区の谷町四丁目の交差点で止まっていた自転車がワゴン車にはねられ、自転車の女性が病院に運ばれましたが、意識不明の重体となっています。
警察が調べたところ、ワゴン車を運転していた東大阪市寿町の大工、吉田薫容疑者（45）から基準を超えるアルコールが検出され、免許を持っていなかったことから、酒気帯び運転と無免許運転でケガをさせた疑いで、その場で逮捕しました。
現場は、大阪市中心部の谷町筋と中央大通りの交差点で、警察によりますと、交差点の角に止まっていた自転車に、ワゴン車が突っ込んだということです。
警察の調べに対し、吉田容疑者は容疑を認めているということで、警察は女性の身元の確認を急ぐとともに事故の状況を詳しく調べています。
歩道突っ込んだということも、信号待ちということにも一切触れず、まるで交差点のど真ん中に突っ立っていたような、さも自業自得のような書き方、悪意に満ちた歪曲としか言いようがありません。また朝日放送に関西テレビもこの件について報じましたが、今度は被害者の容態について「重傷」などと矮小化をしています、朝日放送についてはテレビ朝日の方の見出しには「重体」とあるのに、記事本文では「重傷」という不統一ぶりもあります。
無免許の上飲酒で運転 信号待ち女性はねられ重体(2017/12/01 11:55)
大阪市中央区で先月30日夜、無免許の男が酒に酔って車を運転し、自転車の女性をはねたとして逮捕されました。
午後10時ごろ、大阪市中央区の交差点で信号待ちをしていた自転車の女性がワゴン車にはねられました。女性は大阪市生野区に住む35歳の会社員で、腰の骨を折るなどの重傷です。ワゴン車を運転していた東大阪市の自営業・吉田薫容疑者（45）は無免許で、さらに呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されたため、警察が道路交通法違反などの疑いで現行犯逮捕しました。警察に対して、吉田容疑者は「無免許でお酒を飲んで、ぶつかったことは間違いありません」と容疑を認めているということです。
この件については先ずNHK大阪が被害者の自業自得かのような歪曲をして、朝日放送に関西テレビは「重傷」と、大した事ないかのような矮小化、こう作り出された流れに乗って、他の新聞を中心としたマスコミは「これは報道する価値はないな」と決め付け、全くの無視という見事な連係プレイです。自転車が無辜の被害者という面は徹底的に矮小化や黙殺、もしくは自業自得のように歪曲して、ルール無視の横暴な加害者というイメージのみを保持させる意思統一が関西マスコミ全社によって完全に成し遂げられていると言わざるおえません。なお今回、唯一完全な報道をした形になっている毎日新聞ですが、報道が出たのは他とは完全に１日遅れの２日付の大阪ローカル欄、しかもWEBでは不掲載ですからね、一方昨年１１月の自転車による重傷ひき逃げに関しては、それが東京のものなのにも関わらず、毎日新聞はわざわざ大阪版でも掲載しています、そしてWEBも全国欄での堂々の公開、これではまだ全然バランスが取れてるとは言えません。
