大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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「自動車危険運転映像集」をまた放送したとくダネ!

今朝(6月12日)のフジテレビ朝のワイドショー番組とくダネ!にて、先週に引き続きまた自転車ネタ、今度は傘さし自転車の危険性について放送されていました。確かに傘さし運転が危険ということには同意するのですが、その放送内で放映された映像に関しては、またしてもむしろ自動車側の危険運転としか思えないものばかりでした。まず最初の「(傘さし)自転車が急に車道に」というものですが、非常に狭い歩道で、その前方には歩行者が見えているのです、当然後ろから来た自動車も自転車が車道に出てくることは予期すべき状況でしょう。次は信号のない交差点で、「(傘さし)自転車が急に出てきた」というものですが、自転車が完全に道路の真ん中まで出てきているところに車が横から突っ込んでいるのですね、むしろ車の方が止まれなかった、前方不注意という事例では?次は歩道に出てきた車を傘さし自転車が交わしきれなくこけてしまった、という映像が2つ流されましたが、確かに自転車もその時傘をさしていなければもっと安全だったのかもしれませんが、そもそも車の方が歩道上に出てきて走行妨害ではないでしょうか?特に最初の方は明らかに車側に「止まれ」の一時停止標識があるのですが、到底止まっているようには見えません。先週は自転車がちゃんと歩行者を避けて通行しているところを指して「あ、歩行者妨害だ!違反だ!」なんてことをしてましたよね、自転車に関しては法の厳格適用を要求しながら、車に関してはなあなあで済ませようとする、実に都合よく使い分けますね。極めつけは最後に流された「(傘さし)自転車が急に出てきた」というもの、番組では全く触れられませんでしたが、明らかに車側の信号が赤、横断歩道の信号は青信号、その横断歩道上をトラックが占拠しているところのものだったのですね、その横暴なトラックが動こうとしていたところに自転車が走ってきた、まさしく片山隼君事件の現場ではないですか、これは「自動車危険運転の決定的瞬間」と言えるくらいのものでした。これを指してトラック側の違反を一切指摘せず、自転車が悪いなどというのは、どれだけ自動車優先思想に染まって感覚が麻痺しているのかと言わざるおえません。むしろ自動車の危険運転を告発しているのか?とまで思えるほどの映像集でした。今日出た映像の中では、車道の真ん中、センターライン上を走る自転車が一番言い逃れの出来ない、自転車の危険運転と言えるものでしたが、それからして路肩を埋め尽くす路上駐車が原因ですからね、今日の放送で司会の小倉智昭氏は  「自転車ももっと即座に取り締まりをしろ!」と怪気炎を上げていましたが、駐車違反の取り締まりに関しては全力で抵抗しているのでしょうね。