大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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却ってドライバー厳罰化を呼び寄せる自転車叩き報道

昨日8月26日の関西テレビ夕方ワイドニュース番組「報道ランナー」で「走行中スマホ操作危険「ながら運転」の実態、警察の摘発密着」とテレビ欄に出ていたので、録画して見たところ、そこでは自転車のながら運転も多く映され、まるで「車が厳罰化されるのだから。自転車も厳罰化しろ」といった、ながら運転厳罰化に憤懣やるかたないドライバーの声を反映したような作りになっていました。しかし、そもそも携帯ながら運転についての報道は自転車のものについての方がずっと先行していたのですね、自転車、それに歩行者の携帯ながらについての放送は多くても、車については一切ありませんでしたから。そして、あの大ヒット位置ゲーポケモンGO」の登場です。携帯ながら運転を誘発しかねない話題のゲームの登場にあたり、当初マスコミは自転車ながら運転の事故について待ち構えていたかのように報道し、中にはけが人も出なかったのに報じられたものもありました。しかしすぐに車による死亡事故が発生して、マスコミもそれを報道せざるおえなくなってしまいました。それ以前からも車による携帯ながら運転事故、それも死亡事故は多く発生していたのですが、マスコミはほとんど触れないままだったのですね。マスコミは自転車の害を大きく言い立てますが、携帯ながら運転、スピード出しすぎの乱暴な運転、信号無視などルール違反、挙句は歩道上における事故においても、あらゆる局面において車のほうがはるかに多くの被害を引き起こしているのですね。だから、マスコミが自転車の害を言い立てるほど、ドライバーの危険運転に厳しい目が向けられ、厳罰化が進む、こういう構造になっていますね。