今日、６月３０日はあおり運転厳罰化の初日ということで、色んな番組でこのことが取り上げられていましたが、中には酷いのもありました、まずはテレビ朝日朝のワイドショー番組「羽鳥慎一のモーニングショー」、なんと１時間以上にもわたってこの問題を取り上げていました。ここ最近自転車への憎悪丸出しで、厳罰化しろと連呼していたテレビ朝日ですが、同じ厳罰化でも車へのものとなると態度は一変、「あいまいな規定が多い」「一回でもやったらというのは重い」「免許取り消しとなると生活にも直結するもので非常に重い」「あおり目的だということをどうやって証明するのか、内心の証明が必要になる」「これは本当に危ないというものに限定する形にしてくれないと」「メディアが怒っているから適用となるのは危険」「ハードルを下げてどんどん適用となるのは危険」「慎重に適用というのは一概に悪いことではない」「厳罰化によって寛容さ、個人の権利が失われる」「飲酒厳罰化が成功体験になった」「警察の力での抑止に全てをかけるのは問題だ」などと、まるで秘密法に対するかのような慎重論、警察を牽制するコメントが連ねられていました。法をどんどん拡大解釈して厳罰を煽る、自転車に対する時との違いようには唖然とするばかりです。それでコーナー後半では相も変わらず自転車への憎悪を煽ってナンバー制だと言う始末ですからね、コメンテイターの青木埋氏も、あまりの豹変ぶりに思わず疑問を呈したくらいです。そうしたら今度は玉川徹氏が逆ギレ気味に「歩行者への被害が～」です、日頃どれだけ車が歩行者をはね殺していてもマスコミはろくに報じないのに、と言いたくなります。しかし意外に思ったのは、これだけマスコミが今回の法改正を不快に思っているのだということでしたね。駐車管理員導入の時、マスコミが揃ってブーイングしていたのを思い起こします。飲酒運転者の続出しているマスコミ構成員は、今回の法改正が相当に圧力になるほど日頃乱暴な運転をしているのですね。そして厳罰化となれば、今度は自転車も巻き添えにしてやるとばかりにナンバー制だと煽る。これ以上の車への厳罰化は許さない、と脅迫しているかのようです。
そしてフジテレビの昼のワイドショー番組「直撃LIVE！グッディ」も酷かったですね。今回の法改正はあくまで車へのものが主なはずですが、そんなの知ったことかと言わんばかりに自転車ネガキャンのみで２５分、冒頭のVTRではドラレコ撮影者が車内で音楽を大音響で流しているのが聞こえたりして、そのことをまるで問題視しないことからも番組スタッフが横暴ドライバー側の人間だということがわかります。さすが現役及び元アナウンサーから死亡事故加害者を輩出しているフジテレビですね。そして「こんな自転車の乱暴な運転をした末事故被害者になって、加害者になったドライバーがかわいそう」なる発言が飛び出します、自転車は事故に遭っても自業自得と言わんばかり、死人に口なし事故処理を促すまさにヘイトスピーチとしか言いようがありません。自転車被害のひどい交通事故を、NHK大阪を始めとした関西マスコミが全社グルで矮小化したこの件、
を思い起こさせます。そしてその後は自転車の歩道での行為に延々因縁をつけ始めます。あおり運転とは全然離れた話になっていますね。そしてまたベルを鳴らす云々言っていますが、歩行者で埋め尽くされた通りを車がクラクション鳴らして通行している様子は、大阪日本橋のオタロードに行けばいつでも見れますよ。
そういえば先週にはこのような記事も見かけました、
オービスでの取り締まり件数…大阪だけが1万件オーバーの不思議
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/7d1e172f682db5580268be7b33b833a9446df55c/
オービス、自動速度取り締まり機の設置数も、それによる摘発も激減しているということです。そういえば「取り締まり基準が曖昧だ」とか「理不尽だ」とか、過去散々マスコミが文句垂れていたのが思い起こされます。少し前にもテレビ朝日「テレビタックル」にて「どうでもいいところでネズミ捕りばかりして」というコメントが飛び出ていましたね。その結果、先の三重の件みたいな重大事故が起こっても、報道はその被告の量刑論のみに終始して、極力一般ドライバーへの取り締まり強化にはつなげさせない。車への不快な取り締まりには全力抗議、その労力を邪魔な自転車排除に向けさせれば一石二鳥、というマスコミの陰謀があまりにもあからさまだったのが、上に取り上げた今日の放送でしたね。
