大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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自転車あおりのみを大きく取り上げる産経グループ

昨日10月13日の関西テレビの夕方関西ローカルワイドショー番組「報道ランナー」では、倉敷にて起こった自転車あおり事件

www3.nhk.or.jp

にかこつけて9分にわたって相変わらずの自転車叩きが行われていましたね。昨年6月あおり運転厳罰化の折に、全国紙各紙までもが自転車あおりと大きく扱っていたことも思い起こされます。そもそも自転車の前に、バイクによるあおり摘発例もあるのに、それをすっ飛ばして自転車叩きに走るあたり、いかに憎悪が深いかよくわかります。

この自転車あおりの報道のあった直前には、

www3.nhk.or.jp

このトラックからの対向車へのレーザーポインター照射という、即座に大事故につながりかねない重大な悪質あおり事件のニュースもあったのですが、産経新聞はこれは扱わず、単なる高校生の悪ふざけに過ぎない自転車あおりの方のみをとりあげ、そして今回関西テレビもまたこの自転車あおりのみを大きく扱うというわけです。

そもそも自転車のあおり何だのと言われ、またそういったドラレコ映像も多く晒されたりしているわけですが、車用のドライブレコーダーは多く普及していますが、自転車用は全然そんなものはなく、車から嫌がらせのようなことをされても撮影の手段が全然ないのですね、それで一方的に映像を晒され糾弾されるというのは弱いものいじめに他なりません。

また今回のこの番組では、しきりに自転車の歩道走行を問題視して、自転車レーンのあるところでは歩道は走行禁止だ、などと他では聞いたことのないことを、何の根拠も示すことなく断言していましたが、歩道走行を余儀なくされる最大の原因、自転車レーンをも埋め尽くす路上駐車について一切触れていないあたりは、ほんと相も変わらずといったところです、自転車の違反は逐一指摘しながら、車の違反についてはそこで取り上げている現象の第一の原因となっているというのに、一切無視というのですから、甚だしく公平を欠いていると指摘せざるおえません。