一昨日、１０月１８日の毎日放送夕方関西ローカルワイド番組「よんちゃんTV」内の「憤マン！」というコーナーで、１２分に渡り放置自転車問題について扱われていました。まずは天満橋駅前の放置自転車について、通行の邪魔になるなどとさぞかし大問題のように取り上げられていましたが、
ここがその映されていた現場になります、番組ではこの左側の部分を殊更アップにして、さぞかし邪魔なように演出されていましたが、歩行者はほぼ全てが右側の屋根のある部分を通るようになっていて、実際には邪魔になっているということはありません。またすぐそこ、柱の間に駐輪機があり、番組ではそこはさも空いているようなことを言っていたのですが、
見ての通り私が見た時には満杯でしたね。
次には梅田に移り、「放置自転車のせいで車が通れない！」などと言い出します。そもそもちょっと駐輪があったくらいで通れなくなるような狭い道に車が入ってくるのもどうかというところです。それに以前毎日放送では、自転車レーンを塞ぐ車について「荷下ろし車はいいんです！」などと、石田英司氏が何の根拠もなく絶叫していたこともありましたね、
毎日放送で車の横暴容認発言 - 大阪交通ニュース(はてなブログ版)
自転車が車の行く手を塞ぐことは許せないが、車が自転車レーンを占拠してしまうことは「いいんです！」というわけです。そうして毎日放送が圧力をかけたせいか、
見ての通り自転車レーンなど台無しにするように、荷下ろしスペースが設置されてしまっていますし、また荷下ろしの車が摘発されたなんて話は聞いたこともなく、よほど取り締まりもないのか、
もう堂々と横断歩道を塞ぐくらいにまでなっています。
そして最後には「自転車撤去事業は赤字だ」と言い出し、「撤去保管料も値上げしろ」などと煽り、収益化、金儲けを推奨するようなことを言い出します。赤字があるといっても、まずマスコミが総出で自転車のみの徹底的取り締まりを煽って、やたら大規模化させているということがまず原因でしょう。それよりもそうした取り締まりは営利事業として行うのは果たして適当なのかという問題があるはずです。思い起こしてみれば民間の駐車管理員制度が導入される際には、マスコミは民間業者が利益を上げる為に取り締まりを行うようになると激しく批判を加えていたではありませんか。また「警察は暇になるとネズミ捕り(スピード違反摘発)をして小銭を稼ぐ」なんていうことも、よく言われているところです。違反金をどんどん値上げしていって、そして差別的取り締まりでどんどん収益を上げていくとなれば、絵に描いたような悪徳警官ではないですか。そうした悪徳警官行為を車がされそうになれば必死になって抗議をするが、自転車に向ける分にはどんどんやれと煽る、今回の毎日放送の報道はもはや差別扇動と言ってもいいものでしょう。
