昨日(１１月２日)のテレビ朝日の朝ワイドショー番組「羽鳥慎一モーニングショー」にてその前日に引き続き自転車叩き、今度は１１分間にわたり大阪の放置自転車について取り上げられていましたね、中心街梅田での様子です、その冒頭で紹介された場所なのですが、
こういったところで、広い歩道の隅に駐輪されている感じで別に誰の邪魔にもなっていないように見えるのですが、番組の映像ではアップで映していかにも邪魔であるかのように放送されましたね。梅田も昔は今は無き旭屋書店本店前などどこでも結構普通に駐輪出来て便利だったのですが、次第に撤去されるようになって不便になってしまいましたね。まあサブスクの普及に伴いCDを探しに行くことも少なくなり、ゲームソフトもSTEAMでの購入に移行、馬券もネットで購入、梅田みたいな中心街に買い物に行く頻度もめっきり下がりました、そういうものを買わないのであれば郊外の駐輪場完備のイオンモールで用は足りますからね。
また番組ではタクシー運転手に放置自転車が通行の邪魔だなどと言わせていました、その場所がここですね、
まあ違反かどうかはともかくとして、とりあえず車の邪魔にならないように停められているではないかと思えるのですが、むしろ番組のVTRにも映っていましたが、ここは梅田の、特に地上部分では一番人が密集しているところで、周りの歩道からも人が溢れてくるのですね、それに対しては車は気を付けなければなりませんね。また私の行った時には、ここからこの道をちょっと先に行ったところにこれを見つけました、
先ほどの自転車よりよっぽど邪魔になっているのですが、まあテレ朝取材陣が行った時にはいなかったのかもしれませんが、タクシー運転手はこれは邪魔とは思っていないんですかね。
そこからちょっと行けばこれ、
ハイ、歩道上駐車、
ここはパーキングメーターが軒を連ねている通りなのですが、この車は明らかに違法駐車ですね、
堂々と歩道を占有していますね。
ちなみにこれらの取材時間には全部で３０分も掛かっていません*1。
まあ当然のことですが、梅田みたいな中心街ともなれば違法駐車も酷いものはいくらでもあります、これらを丸っきり無視して自転車のことばかりをさぞ重大問題のように扱うのは極めて恣意的な選択ですね。
そして番組では放置自転車撤去費用が赤字だ、などと言い出します。はて、そもそもこういった費用は収支とか気にするものでしたっけ？交通違反取り締まりの収支がどうなっているのかとか全く知らないのですが、なんならテレ朝で特集してみてはどうですか、「ネズミ捕りも飲酒、駐車違反取り締まりも極悪！滅せよ！」などとコメンテイター達が次々に言い出して面白いものが見れるかもしれません。そもそも「民間駐車監視員制度が導入されたら利益欲しさの摘発が加速するぞ！」などという理屈でマスコミは集中砲火を加えていたではないですか、車の取り締まりについては利益を追求するなと要求しておいて、自転車だと利益を追求しろと言う、丸っきり言っていることが真逆、とても身勝手な報道姿勢ですね。
*1:３０分＝地下鉄の乗り換え時間
