今日のNHK大阪、おそらく関西ローカルの午後７時半からの番組「関西熱視線」にて「突然 自転車で 命の危険が」と題した番組が放送されました。言うまでもなく自転車の危険性ばかりに焦点を当てたネガキャンですね。まず前半は走っているとこなどは一度も見たことがないような車輪の小さい自転車の危険性から、自転車の安全基準についての話になります。その方面からの規制強化にもつながりかねませんね。そして後半はおなじみの自転車が走ってきて危険とかいう話。まずアナウンサーが「自転車が脇をすり抜けてきたりして危険〜」などといきなり煽ってきましたが、それよりも、それこそ自転車で走っていても、歩いていても、脇をいきなりすり抜けていく自動車の方がよっぽど恐怖なのですけど、そのことはどのマスコミも全く取り上げてくれませんね。中にはそれこそスピードを上げてギリギリに、わざと威嚇するかのような運転をしてくる車もいますからね。そして次には民放でも何度も取り上げられた自転車同士での死亡ひき逃げ事件、NHK大阪は先月、それこそこの事故現場からもあんまり遠くない大阪市東淀川区での車による飲酒信号無視ひき逃げを報じないという大技を繰り出しているのですけどね。自転車のひき逃げなら何年前のものでもまた繰り返し報じるというのに、車の起こしたものならば飲酒信号無視ひき逃げでも最初から全く無視と。
その次には「自転車に乗る人はルールを知らない」とか言い出しています。そんなことよりも、
自転車女性はねられ死亡
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063894991.html?t=1428665959603
(横断歩道で左折車にはねられる)
７歳男児 ダンプカーにはねられ死亡
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150409/k10010043231000.html
(交差点で左折ダンプにはねられる)
交通事故:宮城県警の署長はねられ重体 仙台の交差点
http://mainichi.jp/select/news/20150408k0000e040238000c.html
(横断歩道で右折車にはねられる)
横断歩道での右折、左折車による重大事故がほんのこの数日間でこれだけ起こっています。横断歩道内は歩行者、自転車優先というルールをドライバーに徹底させる方がよっぽど急務ではないでしょうか。実際ものすごく乱暴に、止まりもせずに横断歩道に進入してくる車など、私もいくらでも遭遇していますし。
最後には、他マスコミでも伝えられた大阪府警が全国初という自転車対策室を設置したという話。今回の放送ではなかったですが、他マスコミの記事で出ていたのが自転車乗車者の死亡事故の多くが信号無視をしていたというものです。しかしこのブログで伝えている通り、今や大阪では死亡事故が起こっただけでは、それどころか死亡ひき逃げや飲酒死亡事故でさえも、在阪マスコミはなかなか報じなくなっているのですね。個々の事故の情報については全く知らされない中、ただ自転車死亡事故の信号無視ということだけが言われる、それこそ死人に口無し事故処理が行われているのではないか？という危惧も持ってしまうところです。
