毎日新聞WEBにこのような記事が載っていました、
「草食男子」ここまで:カノジョは面倒? 「セックスに無関心、嫌悪」25% 「性体験なくても平気」
http://mainichi.jp/select/news/20131010mog00m040004000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20131010mog00m040004000c2.html
http://mainichi.jp/select/news/20131010mog00m040004000c3.html
一時よくあった、いわゆる「草食系男子」記事ですね。だが何だか攻撃的な感じです。
「女性に1回ノーと言われても、少々無理してでも押すという男性が僕が学生だった80年代より少ないと思う。ちょっと強引に迫るとか乱暴なことはしないし、きちんとしたお母さんに育てられて言うことを聞く子に育った。そんな男性が顕著に多くなった印象です」
「性欲は男性ホルモンの支配下にあり、女性ホルモンが優位の若い女性は仕方がない。問題は、男性ホルモンが一番多く分泌されているはずの20代男性がセックスに関心が向かなくなり、敵視する人まで現れていることだ」
少々無理してでも押していったり、男性ホルモン支配下にある性欲を爆発させたりすると、ストーカーだのセクハラだの性犯罪だのと一気に人非人扱いにしていったのはマスコミではないですか、そういう側面を見せたりすると途端にモンスター扱い、ちょっと強引に迫るとか乱暴なことなど出来ようはずもありません。挙句の果て児童ポルノだの何だのと性欲そのものを罪にしてしまおうとする始末、そのような状況では男性は自らの性欲を押し殺し、草食化もしようというものです。散々これだけのことをしておきながらまだ男性に問題があるかのようなこの言い方、マッチポンプとしか言いようがありません。
挙句の果てにこの言い草、
コラムニストの北原みのりさん(42)は、20代の男性たちに「性欲はあるのにロリコン化が進んだ。性欲もあり、言いたいことを言う大人の女性と向き合う体力、知性がなくなってしまった」と手厳しい。雑誌などを分析すると、80年代は大人の男女に憧れる風潮があったが、いつの間にか少女っぽさがもてはやされるようになった。「お子様文化が進み、若い男性も『子どもでいさせてほしい』と思っている。それならセックスなんて必要なくなってしまいます」
北村さんは「セックスは、コミュニケーションのいわば最終形。その入り口である会話などの能力が低下した男性たちが、セックスをうっとうしく思ってしまうのは当たり前なのかもしれません」と話す。
ロリコン化とかお子様文化とか会話の能力が低下したとか言いたい放題ですね、まるでかつての「童貞叩き」のようです。まあかつての「童貞叩き」とは、もっと直接的に「気持ち悪い」と決めつけ、差別を大々的に煽り、存在価値を全否定し、最後に憐みの視線で抹殺するというヘイトスピーチと言ってもいい位の悪質な人権侵害でしたけど。思えばその「童貞叩き」の繰り広げられていたのは、「三高」といういわば女性による大規模拒否通告が高々と掲げられていた頃です。そうした女性の無体な要求を諭すでもなく、ただ男性にのみ圧力を掛けて済まそうという安い少子化対策、それが「童貞叩き」だったのでしょう。この記事でも今更また男性側が全て悪いかのような「童貞叩き」的展開がなされています。少子化に至る歪みを全て男性のせいにしてしまおうという安易な企みがまた考えられているのでしょうか。