1月6日、日経新聞のサイトにこの記事が載りました、
自転車運転、はねていなくても「ひき逃げ」認定
この記事、日経新聞の大阪版にも、1月7日の夕刊にこれだけ大きなスペースで掲載されました、
このニュース自体は新しいものではなく、以前にこのブログでも掲載した
車の悪質運転はなるべく無視しながら、自転車は大々的に槍玉にあげるという相変わらずの報道姿勢、NHK
この件をまた再び取り上げたといったところですね。
記事の内容は、これだけ大きく取り上げておきながら、事故の現場が信号のない横断歩道であり、よって車の側にもかなりの注意責任があるはずということ、実際車の運転手も送検されていること、といったところを全く取り上げず、ただひたすら自転車の責任のみを追及している一方的なものになっています。また大阪版においては、記事の末尾に「大阪の自転車事故は最多」なんて付け足されていますが、これ一方的に車にひかれても事故件数に加算されますからね、自転車関連事故を全て自転車の責にしてしまおうという悪辣な企みに他なりません。だいたい、先月2018年の12月は大阪で交通弱者(歩行者、自転車)の犠牲になる交通事故が15件と非常に多発、うちひき逃げが2件、右折ピックアップトラックやガソリンスタンドから出てきた大型トレーラーなど、悪質な事故が相次いでいたわけですが、この日経新聞大阪版は何一つ掲載しないままでした。他マスコミも大して取り上げてはいませんでしたが、1件たりとも取り上げないというのはこの日経新聞大阪版のみでした。どんなひどい事故が起こっても、車の落ち度には一切言及せず、自転車の落ち度ばかり繰り返すという報道姿勢なら、永久に自転車の危険ばかりを言い募ることが出来て、道路における一番の脅威は自転車であると喧伝することが可能であるというわけです。まあこの国のマスコミは全てがこういう傾向であると言えますが、この日経新聞大阪版(おそらく他地域版も)は、それが極限まで達しているというところでしょう。
そして昨日1月9日になって、日経新聞サイトにこの記事が載りました、
自転車保険加入拡大策を検討、義務化も視野 国交省
自転車の危険ばかり過剰に言い続け、諸外国では例のない過剰なまでの規制や義務を押し付けようとしているのです。