今日(１１月２８日)の昼間、NHKのWEBサイトのトップページに結構長い時間、このニュースが表示されていましたね、
イヤホンで自転車 直接人はねなくても「重過失傷害」 書類送検 | NHKニュース
この週末は、
酒気帯びでひき逃げ容疑 会社員の男逮捕 同乗の２人も
ひき逃げで７０歳男性死亡 タクシー運転手を逮捕 神戸
といった悪質なひき逃げ事件が他マスコミにおいては報じられたわけですが、NHKは無視、他にも、もうリンクのあるマスコミ記事はなくなってしまいましたが、２５日には大阪市生野区で自転車男性が被害にあう死亡ひき逃げが発生しているのですが、これもNHKは報じず、
無免許運転で死亡事故 医師逮捕
この件に関しても、NHKは丸１日以上遅れて、無免許ということが発覚してからやっとこさ関西ローカル欄のみで報じました、医師がポルシェでかなりのスピードで追突、追突相手を死なせるというだけでは報じる価値がないという姿勢のようです。
このように散々この週末において車の引き起こした悪質重大事故を無視し続けたNHKが、こんどは自転車の、それも５月に起こったものをこれだけ大々的にトップページにまで表示する、車に関してはなるべく無視するのに、打って変わって自転車のことになるとその悪質さをいかに報じたくて仕方がないということがよくわかります。
だいたいこの冒頭の、自転車のひき逃げの件に関しては、直接はねたのはこの自転車ではなく、それと事故を起こした車なわけで、またその車の運転手も送検されているわけですね。そのことをこのNHKは無視したまま自転車のみを悪者視するような報道をおこなっているわけです。またこの件、記事本文で触れているところはどこもありませんが、ニュースの映像を見る限りにおいては、ここは信号のない横断歩道のある交差点なわけですね、そうなるとその直接はねた車の方も相当注意義務があるはずなのですが、そこのところはどうなっているのでしょう、実際報じたのは確か一社だけですがそちらも送検されているわけですし。
だいたい、ここでは自転車のイヤホンが槍玉にあがっているわけですが、それなら車のカーステも問題にされるべきではないでしょうか、実際川口市４児死亡事故のようにカーステ操作中の重大事故も起こっているのです、いつでも止まれる自転車より勝手にすぐには止まれない車の方が危険性も大きいのではないでしょうか。また周囲の音が聞こえないということに関しても、少なくとも、しばしば遭遇する外にまで聞こえるほどの大音響で音楽を流しているような車に関しては明らかに問題があるでしょう、その車の運転者だけではなく周囲にまで影響を及ぼしているのです。しかしこれらのことについてNHKをはじめとした全てのマスコミが触れたところは金輪際見たことがありません。とにかく自転車を叩きたいので今度は自転車のイヤホンを槍玉にあげてやる、そういう魂胆しかマスコミの報道姿勢からは感じられません。
