誰も望んでいない消費税増税ごり押し、ダウンロード処罰化のあまりにひどい通し方、原発再稼動、まったくもって野田政権はひどいですね、人の逆鱗に触れることを網羅していって何としても民主党を滅びの道に導きたいかのようです。かといって自公はどうかといえば、一般市民にとっては何一ついいことがないやたら復古的、強権的改憲案を持ち出してきたり、ダウンロード処罰化に代表されるようにやたら強圧的な法改正を積極的に推し進めたり、アピールすることといえば生活保護叩きという弱いものイジメ、さらに輪をかけてひどい状況です。まさに先が見えない何の希望もない状況、こうしてみると鳩山総理がマスコミから袋叩きに遭っていたとき、大々的に支持デモでもやって支えることが出来ていればと思わざるおえません。考えてみればあの時鳩山総理が袋叩きに遭っていたのは普天間移設最低でも県外とか言っていたのが頓挫したこと、それくらいです。圧力団体や財務省、原発村以外の一般国民全てへ喧嘩を売りまくっている現在の野田政権に比べれば全然マシというものです。
結局鳩山総理が普天間県外移転をあきらめたことにより社民党が連立を離脱、内閣は総退陣ということになるわけで、そこに至るまでも鳩山政権にはマスコミから左派ブロガーに至るまでの集中砲火を浴びていたわけです。で、鳩山総理を辞めさせて、普天間問題は社民党や左派世論、ブロガーの望む形で好転したでしょうか？その後の政権は沖縄などに対して関心を示さず、県外移設などは全く消滅してしまった格好で、まだ県外へという意思をいくらかでも持っていただけでも鳩山政権のほうがマシだったという状況です。考えてみればあの当時の鳩山政権への批判、読売などはとっとと辺野古移転を決断しろ！県外とか余計なこと言ってんじゃねえ！というもので、それは社民党、左派世論、ブロガーからすれば到底容認することの出来ない考え方のはずですが、そんなことは構わずとにかく鳩山を辞めさせろ！とばかりに一緒になって叩き続け、ついには連立離脱という政権に止めを刺す決定的な動きもしたわけです。言わば左右両面からサンドイッチ的に集中砲火を浴びせかけられ、鳩山政権は潰されたと言えるでしょう。
その後の惨状は知っての通り、菅、野田政権とも誰も望んでいなく、民主党にとっては自殺行為とも言えるマニフェスト違反の消費税増税にこだわり、今では更に問題のある自公の政策を丸呑みし、また原発も再稼動、稼動４０年制限も無しとか、民主党だけには飽き足らず、国民の人権と安全までも道連れに集団自殺させようとしているのです。裏でどういう力学が働いているのかは知りませんが、マスコミ主導の政権交代の影響が現れているとしか思えません。社民党や左派世論、ブロガーは鳩山倒閣の時にはこの惨状を予想したのでしょうか？鳩山政権以上に普天間県外、国外移転に力を尽くしてくれる代替政権の目処は果たしてあったのか？同床異夢のマスコミに乗せられたツケはあまりに大きかったと思わざるおえません。
もっともこの文章であまりに最悪な野田政権倒閣の動きを牽制する意図は全くありません、社民党、左派世論、ブロガーなどはマスコミが動いていない、沈黙している今こそ倒閣に全精力を注ぐべきでしょう。
