大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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同じ歩道突入車による死亡事故を誘発した罪でも自転車だと実刑、一方、大型トラックだと不起訴。

山鹿の交通事故:運転手に猶予判決 「追突され混乱し暴走」 /熊本
毎日新聞 2012年06月21日 地方版
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20120621ddlk43040510000c.html
山鹿市で昨年7月、大型トラックに追突された乗用車が小学生の列に突っ込み4人が死傷した事故で、自動車運転過失致死傷罪に問われた同市鹿北町、会社員、野中達也被告(50)に対し、熊本地裁は20日、禁錮1年6月、執行猶予3年(求刑・禁錮2年)を言い渡した。
大型トラックを運転していた20代の男性運転手は不起訴処分(容疑不十分)となっている。

昨年5月の大阪市浪速区の歩道突入死亡事故では事故を自転車が誘発したとして、運転者が実刑になり大きな話題となったものですが、こちらの熊本県の歩道突入死亡事故では大型トラックで追突と、よっぽど因果関係の明らかな誘発行為を行っている運転手が大して報道されることもないままあっさり不起訴となっています。
いかに司法関係者が自転車乗車者に対しては厳罰に科してやろうと虎視眈々としている一方、ドライバーに対しては話題にでもならない限りなるべく寛刑で済ましてしまおうとしているかがこの件からもよくわかります。