大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

朝日新聞が横断歩道で止まらない車を取り上げるも、やっぱり朝日

昨日の、12月17日の朝日新聞オピニオン欄にこのような記事が載っていました、

信号機ない横断歩道 車が止まる英国、止まらない日本
http://www.asahi.com/articles/ASKDF5WK6KDFUPQJ00K.html

朝日新聞が車の悪行について扱うなんて非常に珍しいですね。ただ反論として手を挙げない歩行者の方が悪い、なんて意見も掲載されています。手なんて今更恥ずかしくて挙げていられないですよね、タクシーが止まりかねませんし、ヒッチハイクに間違われるかもしれません、更にいえばヒッチハイクと間違えた振りをして、女性や子供を車に引き込むのに利用する輩が出てこないとも限りません。そんな現状とはかけ離れた規定を持ち出して歩行者の落ち度を追及するとはひどいこじつけでしょう。
更にひどいのは、この記事の最後が、

一方で「守られない交通ルール」が存在することは危険だと感じます。「こうした日本人の運転慣習が変えられないなら、大胆なルールの変更も必要かもしれないですね」。たとえば、「車優先にしてしまう」ことも。

こんな形で締めくくられていることです、歩行者に対しては今更空文化したルールを押し付けようとしておいて、一方、車に関しては、「交通弱者優先などもう空文化しているから、廃止して車優先にしてしまおう。」というわけです。非常に乱暴で自分勝手な言い分と言わざるおえません。もちろん歩行者に挙手しろと投稿した人と、車優先にしてしまえと書いた人は、いずれも外部の別々の人ですが、そういう構成にしているのは朝日新聞ですからね。最初は車を批判させておいて、中盤で歩行者も悪いと対論、最後に車優先にしてしまえという結論なわけです。日頃はリベラル面をしておいて、いざとなれば企業優先、資本優先、そういった地金がいともたやすく露になるという、いかにも朝日らしい記事でした。