今日5月28日各関西マスコミで以下のようなニュースが報道されました、
警察官が放置車両を不正撤去
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2004740881.html
大阪府警 警官が放置車両を無断横流し
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE100528110100353808.shtml
これはどういうニュースかといえば路上に放置された自動車を警官が必要な手続きをとらないまま、知り合いのスクラップ業者に処分させた、というニュースです。
確かにこの警官がやったことには問題あるのかも知れませんが、過去散々繰り返ししつこいほど放置自転車の害を取り上げ、どんどん撤去時の手続き簡略化を押し進め*1即時撤去を煽るような報道を繰り返してきたマスコミが*2、一方では放置自動車の迷惑については全くといっていいほど取り上げないまま*3ちゃんと手続きしてると1ヶ月かかるという事情には理解を示さず、手続きに不備が起こるとそこを問題視して報道するというのはちょっと扱いが違いすぎるのではないでしょうか?
中でもNHK大阪はこのニュースを昼以降少なくとも4回は放送しました、一方25日のこのブログでも扱った死亡ひき逃げ事故ですが26日には容疑者逮捕のニュースも流れ、
大阪の330m引きずり死、トラック運転手逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100526-00000347-yom-soci
27日には続報も出ているのですが、
路上の血痕は男性発見現場集中 大坂・港区引きずり死
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100527-00000071-san-soci
NHK大阪は容疑者逮捕のほうは朝に放送しただけで昼以降は無視、27日の続報のほうはWEBにも無かったのでおそらく完全黙殺です、NHK大阪にとっては悪質死亡ひき逃げ事件によって失われた生命などよりも、放置自動車撤去時の手続きの瑕疵によって損なわれた放置自動車の財産権の方がよっぽど重大な事のようです。