大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

とうとう飲酒重体ひき逃げも報じなくなった朝日新聞大阪

大阪市内にてこのような看板がありました、

そしてその先の交差点で繰り広げられていた光景がこれです、
 

確かにこれは注意しなければいけませんね。しかしこの自動車の側の行状は放置で自転車にばかり注意喚起というのも釈然としないものが残ります。自転車の事故死者が多いから安全対策、自転車の取り締まり強化、第一当事者がどちらか問うこともなくただ自転車の過失が8割、9割あったと言い立てる、大阪府の最近の自転車政策というものは全てがこの調子、そのまさしく象徴みたいな光景でしょう。そのようなことを言っている間に朝日新聞大阪版がこのような報道姿勢を見せてくれました、

ひき逃げされ大学生重体 容疑者「酒飲んでいた」 大阪
http://www.asahi.com/articles/ASJDD2TYSJDDPTIL007.html

大阪府内で起こった飲酒重体ひき逃げ事故、朝日新聞サイトにまで載っているこの記事が、なんと地元であるはずの朝日新聞大阪版にはどこを見ても掲載が無いのです。自分の見た北摂版の地域と、事故発生の寝屋川市では確かに淀川を挟んだ形になりますが、川を越えてすぐで距離は近いです。地元で起こった飲酒重体ひき逃げ事件も掲載しないとは、いかに自動車の危険については極力扱わないという方針だとしてもさすがに酷すぎです。それでこの事故、被害者は車道で自転車を押していたということなのですね。自転車が被害者だと「ハイ自転車が悪い!自転車の過失!自業自得、報じる必要なし!」と朝日新聞大阪版の担当者の意識がそう凝り固まっているのか、もしくは、自転車の事故=全て自転車側の過失のせい、という印象を保持するようにという大阪府の方針に忠実に従っているのか、いずれにしても異常な事態です。