大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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結局どうあっても横暴ドライバーの味方、自転車に対しては迫害しかしないマスコミ

今日(2月10日)のテレビ欄、毎日放送(TBS系)の朝のワイドショー番組「グッとラック!」のところに「自転車に乗る人は怒り危険な車の幅寄せとは」などと出ていたので、録画してみました。そして見たところ、まずは先日フジテレビのサイトでも出されたスクールバスによる危険な幅寄せの映像が流され、その後も車による自転車への危険な運転の数々が紹介されました。車道を走る自転車に対する、車による威嚇めいた危険な運転、今日の放送ほど酷いものではないにせよ、私も常々経験していることです。これまでは闇に葬られてきたことも、自転車側にもドライブレコーダーが導入されるに至って、ようやく表に出てきたといったところですね。しかし、その後に流された放送はといえば、「自転車の運転が危険」だとか「自転車がルール違反」だとか、相も変わらずの自転車叩きなのです。流されたVTRというのは完全に車側が危険運転をしているものばかりだったので、一瞬何を言っているのかわからなくなるぐらいのものでした。「ドライバーの8割が自転車の不快感を感じている」とか、横暴ドライバーの意見の代弁と言う他ないでしょうし、またマスコミが揃って自転車への憎悪をあおり続けてきたことの影響もあるでしょう。その後には自転車の歩道走行のルールを長々と解説し始め、自転車にばかりルール厳守を求め、車には何も要求しません。信号のない横断歩道でいくら死亡事故が起こってもワイドショー番組が扱うことなどなく、車の停止義務について取り上げることもないのですけどね*1。今回は自転車側が完全な被害者だというのにこの内容、結局何があろうともマスコミは自転車に対しては迫害に回り、横暴ドライバーの味方しかしないということがよくわかりました。

*1:ここの系列局のMBSなど、信号のない横断歩道での死亡事故に関して、信号のない横断歩道ということを記事本文では伏せた上で(映像を見れば一目瞭然)「自動車(加害車両)側に一時停止はなく」なんて全く無意味な文を付け加えていましたからね、いかに加害者を免罪したいかがわかります。