大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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あの最悪番組の自転車叩き、その卑劣極まる手口

今朝のテレビ朝日ワイドショー番組「羽鳥慎一のモーニングショー」まあこの番組は過去には飲酒取り締まりにも文句を言い出したりして徹底徹尾車脳の自転車迫害、どうしようもない番組なわけですが、今朝の自転車青切符に関しての21分に渡る放送もこれまた予想通り酷いものでしたね。まずは自転車の危険運転としてVTRが流されたわけですが、これがもう最悪、詐術全開でした、自転車の赤信号無視が相次ぐ交差点などとして葛飾区の映像が流されたわけですが、場所は映っていたドコモショップで検索したらすぐわかりました、新小岩駅前のここですね。

放送の映像では歩行者用信号が見切れていましたが、この画像だと車用と青赤が食い違っている状態になっています。

一部歩車分離式とあります、これは車用と歩行者用信号が食い違っていて、放送動画でも歩行者用信号は青だったのではないか(大阪でもそういうところはあります。)、だからあれだけ多数が堂々と信号無視をしているように見えたのではないか、またたとえ赤だったとしても、車の左折に巻き込まれかねないから車の信号の合わせるのは危険な箇所なのではないか、なんだか罠に嵌めたような姑息な匂いのする動画でしたね。次には車が歩道に出るところで一時停止して前進したところに自転車が突っ込んできて車が傷ついた、なんて動画が流されました、しかし自転車が突っ込んできたところは車が進んで歩道を半分以上塞いだ状態だったのですね、これはいかに相手の自転車がケータイながらだとしても、一時停止出来ていなかったことになるのではないでしょうか、仮に車対車なら出てきた方が悪いということになるケースでは。その次の動画は一時停止した車の陰から出てきた自転車と危うく衝突しそうになったものでした、これも一時停止無視とはいっても、自転車からすれば車で視界が全く塞がれることになるわけですから、状況確認のためには少しでも前に出るしかありませんね、それにその動きからするに横断の為に前に出たのではなく、合流の為に前に出てきたという可能性もあります、そもそもからしてその動画では撮影車のスピードが速すぎでしょう、その現場の少し前には信号のない横断歩道が見えていて、既にかすれているとはいえ菱形マークも踏んでいます、もう徐行しなければいけないはずですが、到底そういうスピードには見えません、単純スピード違反も考えられるぐらいです。玉川徹氏は自転車の歩道走行についてとにかく徐行徐行と繰り返しているわけですが、車の徐行義務については都合よく無視、全くもって重度の車脳ですね。そして放送の最後ではまたいつもの通り玉川徹氏が「自転車の保護はあるが、歩行者保護が足りない」「歩道で自転車に後ろからヒヤッとさせられた」「今回の改正は自転車に寄りすぎている」「自転車はあくまで車道、歩道はほんの限られた場合のみ」「やむなく走る場合はとにかく徐行徐行」と言いたい放題、いつもの持論を繰り返していました。歩道における自転車走行というのは唯一自転車側が加害に回るというシチュエーションですから、迫害したい側はそこばかりを徹底して強調しますね。しかし直近でもこのような事故があったように、

newsdig.tbs.co.jp歩道上でもしばしば深刻な事故を引き起こすのは車なのです、この件全国マスコミで報じたのはTBSのみで、他はTVK、神奈川新聞といったローカルメディアのみです、テレビ朝日などはこの番組はおろか、社全体としても扱っていませんね。昨年後半から2度にわたる改造車事故(渋谷、札幌車輪脱落)、杉並2人死亡、福島鏡石町車突入事故、など、歩道上における車の重大事故は多発しているわけですが、この番組における扱いは唯一杉並の件について番組最後の方のニュースコーナーでコメントも何もなく、読み上げられただけでしたね。車はどれだけ歩道上で人を殺傷しても一切無視、それどころかこの番組、昨年12月4日の放送では紅葉シーズンで歩道からあふれ出てきた歩行者が車道に出てくるのをつかまえてコメントは付けなかったものの、VTRで執拗に糾弾していましたね。車のテリトリーを少しでも犯せばすかさず糾弾に回る、歩行者の安全など最初から眼中になく、ただ自転車を攻撃する材料に都合よく利用するという手口は、この番組だけではなくマスコミ全体ですが、もうばればれです。

「歩道で自転車に後ろからヒヤッとさせられた」玉川氏は自転車のことを扱う度にこう繰り返しているわけですが、そういう個人の感想を言うのなら私だって歩道を歩いていて自転車にちょっとヒヤッとしたという経験は皆無とは言いませんが、それとは比べ物にならないほど歩道もない狭い道で散々車に危険な思いをさせられていますよ、

そして実際に重大事故を引き起こしているのもこうした車の方なのです、

先月のネット上には一切記事が出なかった、まさに歩道もない狭い道で危険運転の車によって引き起こされた事故、この件はテレ朝系の朝日放送も完全無視でしたね。細い道でも車に危険な目に遭わされ続ける歩行者、自転車、こうした思いはいつマスコミは取り上げてくれるのでしょうか。

冒頭にも言いましたが、この番組は過去には飲酒運転取り締まりにもケチをつけたことがある大問題番組ですからね、そうした番組が自転車規制を煽るなどというのは即ち飲酒運転取り締まりの為のリソースも自転車取り締まりに回せ、と要求していることに他なりません。車産業の為ならば歩行者、自転車利用者の利便と安全など幾ら犠牲になっても構わない、この番組のみならず、テレビ朝日、全てのマスコミの譲れない方針なのでしょう。