大阪にはこういった交差点がよく見られます、
見ての通りここには車道ばっかりで横断歩道など歩行者、自転車の通るところは地上にはありません、御丁寧に歩道には柵まで設けられ地上の通行は完全に遮断されています、ここを通るには歩行者及びに自転車は面倒な思いをして歩道橋を渡るかこれまた面倒な思いをして横断歩道のあるところまで迂回しなければいけません、ましてや車椅子の人などは言うまでも無くもっと困難な目に遭います、交通弱者はこの道をまともにまっすぐ進めないのです、そして無理に地上を通行しようとするのはもちろん危険ですし、違法という責めを負わされることとなります、そして何故、何のために交通弱者がこんな不便を強いられるのかといえばそれはただ単に車の交通をスムーズにさせる為だけなのです、川や線路を越える場合は仕方が無いかとも思うのですがここでは車の利便性のみの為に交通弱者が一方的に不便を、危険を強いられ挙句の果てには違法性も問われるというのです、事故に遭ってしまったときなどは不利な立場に立たされることでしょう、交通弱者にとってなんと有害なことでしょうか。
それではこれから大阪の街に蔓延する交通弱者にのみ不便を押し付ける有害交差点、中でも幾つかの中心街を堂々と封鎖している主要なもの、それに特に悪質と思われるワースト３について有害度を害害害害害五段階で指定し紹介していきます。
ではまず上に例として出した、
大阪市東住吉区公園東交差点 有害度害害害
封鎖方向(最寄横断歩道までの距離)
３方向封鎖 北(１１０m)、東(１５０m)、西(１８０m)
ここは長居公園南東角のところです、地味ながらもなかなか有害度の高いつくりです、ここは自転車の為のスロープがあったりするのですが、それが東西にしか連絡されてないという実に中途半端な構造になっています、ここで徹底的に遮断されているのは南北方向なんですが。
次には大阪といえばこれ、大阪の顔とも言える、
大阪市北区阪神前交差点 有害度害
３方向封鎖 東(２２０m)、南(２５０m)、西(１６０m)
大阪駅前、梅田の歩道橋ですね、ここは地下にも賑やかな地下街もあり交通にも非常に便利で歩いて通行する上においては全く不便さを感じさせないところです、ただ自転車の通行には不便なところもあります、まあ梅田そのものが常に人通りが多く自転車で通過するには非常に神経を使うところではあり、ここだけが突出して大きな障害となっているわけではありません。
そして次には同じ中心街駅前のここを、
大阪市天王寺区、阿倍野区近鉄前交差点 有害度害害害害
４方向封鎖 北(２１０m)、東(２６０m)、南(１２０m)、西(１７０m)
JR天王寺駅、近鉄あべの橋駅前です、
見ての通り歩道橋上の道幅も狭い感じで、歩行者の通行にもストレスがかかる感じです、自転車の通行にはもっとひどい状況でこの歩道橋にはスロープの類は一切無く、またここを迂回しようにも周囲の歩道は狭く、もちろん人通りも非常に多く、ここの通過には非常に大きな困難が待ち受けています、まあ天王寺という街自体が歩道も道路も全体的に狭く、自転車を置けるような場所も全く見当たらず、自転車にとっては鬼門の街と言えるでしょうね。
次にはこれを、
大阪市中央区農人橋交差点 有害度害害害
２方向封鎖 東(２２０m)、西(２１０m)
大阪市中央区下地町交差点 有害度害害害
２方向封鎖 東(３８０m)、西(１１０m)
大阪市天王寺区学園坂交差点 有害度害害
２方向封鎖 北(２２０m)、西(１００m)
大阪市天王寺区公園北口交差点 有害度害害害
２方向封鎖 東(１９０m)、西(１１０m)
なぜかこういう交差点の多い松屋町筋４連発です、とにかく南北方向の通行を徹底的に遮断しにかかっているようです。
それでは次回は大阪の有害交差点ワースト３を紹介します。
