今朝(８月３１日)のテレビ朝日、朝のワイドショー番組「スーパーモーニング」でも自転車叩きがありました、このテレビ朝日というところも自転車叩きが好きなようで、夕方の「スーパーＪチャンネル」でも今年何回か自転車叩きがあったのは私も承知しています*1。
まあ内容は毎日新聞*2の尻馬に乗ったような内容で、特に目新しいところは無かったのですが、自転車の対歩行者事故が２９３４件なんて出ていて、
なんだ、こんなに少なかったんだ、
と思いました。
なんだか３倍になったとか言ってましたけどそれでもたった２９３４件、毎日新聞が連日特集組んでいたのも、今日テレ朝が１２分も費やしたのもこのたった２９３４件の分を対象にしたものなんですよね、そのすぐ上に自転車事故１５万６３７３件なんて出てましたけどこれは対自動車で被害にあった分も含まれるわけで、というよりそれがほとんどなわけで、その１５万３４３９件の方に関しては先日の市原市のまだ容疑者が捕まっていないひき逃げ事件を含めてマスコミの取り扱いはほとんどありません、そして交通白書によれば２００９年の交通事故発生件数は７３万６６８８件、２９３４件との比率は２５１対１となります、この事故総数でいえば２５１分の１にしかならず、特に被害が重篤なものになるというわけでもないこの数少ない事故をとりあげるためにマスコミは、というより今は毎日新聞とテレビ朝日、それに春頃の毎日放送はどれだけの紙面、放送時間を費やしてきたのでしょうか？この３社が今年になってからこれに関して費やしてきた放送時間並びに紙面面積は他の全ての交通事故に関してのものを上回っていると思うくらいのものです。
そして今日の番組内では「自転車に対しての処罰は重い、いきなり赤キップで飲酒、無免運転並み」などと言っていました、しかもこれからはそれを積極的に行うとのことです、まるで、「自転車にも登録制、免許制が導入されて俺たち(警察官僚)が甘い汁を吸えるようになるまで徹底的に重い罰を科してやる！」といった当局側の暗い信念が見えてくるかのようです、そしてその片棒を担ぐ毎日新聞並びにテレビ朝日といったところでしょうか。
