大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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ここにきて給食拒否さえも問題視する読売新聞(原発推進)

読売オンラインにこのような記事が出ていました、

原発事故で給食拒絶し弁当持たせる保護者
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110520-OYT1T00109.htm
福島第一原発事故を受け、茨城県のつくば、つくばみらいの両市教委が、学校給食への不安を訴える保護者に対し、児童生徒の弁当持参を認めていることが19日、わかった。


 県内では放射線量を心配する保護者からの要望が市町村教委や小中学校に相次ぎ、教育関係者は不安解消に苦慮しているが、専門家は「科学的には必要のない過剰な対応」として冷静な判断を求めている。

 つくばみらい市教委によると、東日本大震災後の4月5日、給食提供を開始する文書を市内の全14小中学校に通知した。その後、保護者から「食材は何か」「どこの産地のものを使うのか」などの問い合わせが相次いだほか、「子どもに給食を食べさせたくない。弁当を持参させてもいいか」との要望もあった。

 こうした保護者の不安解消のため、同市教委では4月から弁当持参を希望する保護者に「希望書」の提出を求め、給食を停止。その間、給食費の徴収を中断する措置をとった。今月6日現在で25人の児童生徒が弁当を持参している。担当者は「給食時間に弁当を広げている子がいるのはどうかとも思うが、柔軟に対応せざるを得ない」と話す。

 今月9日から給食を再開させたつくば市も、保護者が「給食停止申し出書」を提出した場合、給食を停止する対応をとっている。100人を超える保護者から申し出があったが、ほとんどが「牛乳のみ停止」を求める内容だという。

 保護者の要望に応じ、個別に対応している学校もある。常陸大宮市の小学校は4月上旬、児童の母親から「給食が信用できない。子どもに食べさせたくない」との訴えを受けた。学校側は給食の安全性を説明したが、この母親は納得せず、弁当持参を認めざるを得なかったという。同市学校教育課は「無理やり食べさせるわけにもいかない」と困惑している。

 一方、夏に向けてプール授業に新たな不安も浮上している。取手市守谷市利根町の各教委は、保護者から「水を入れ替える前のプールは放射線量が高いのでは」などと不安の声が上がったため、小中学校のプールの水の入れ替えや清掃を教職員と保護者が行うことを決めた。「例年は子どもたちが清掃しているが、水質が安全かどうかわからない」(取手市教委)と説明している。

 茨城大理学部の田内広教授(放射線生物学)は「県内の現在の放射線量は、身体に影響がないと考えて差し支えないレベル。学校の対応については国の統一見解がないのが問題。学校や地域がばらばらに対応するのは不安を連鎖させかねず、冷静に判断すべきだ」と話している。

(2011年5月20日10時57分 読売新聞)

何だか親たちが給食を拒否し、弁当を持参させることさえも問題視するような内容です、そりゃ親とすれば当然のことでしょう、見境なく恐ろしい勢いで規制値を引き上げていった国の姿勢にはゾッとするものがありますし、その数値の測り方も前もって水洗いしていたとか、まるで信用できるものではなく、またそもそもちゃんと計測されているかどうかそれ自体が疑わしいものです、なにしろ原発問題では国を始めとして何から何までウソで固めてきたのですから、とても信用出来るものではありません、この大学教授は「県内の現在の放射線量は、身体に影響がないと考えて差し支えないレベル。学校の対応については国の統一見解がないのが問題。学校や地域がばらばらに対応するのは不安を連鎖させかねず、冷静に判断すべきだ」などと言いますが、親の不安をよそに強引に給食を押し付けることのほうがよっぽど冷静な判断を失っていることだと言えるでしょう。
それにしてもマスコミは給食費の不払いについて過剰に問題視したり、このような非常時になってもまだ弁当の持込を問題にしたりと何だか全員一斉の給食というものにやたらこだわりますね、文科省(文科省とはもんじゅを推進し、子供にも20ミリシーベルトOKとか、掛け値無しの人でなし組織であるわけですが)、マスコミが主導し、今また橋下知事が世間を騒がす国旗国歌押し付け問題と同じ匂いがします、要は人に言うことを聞かせる、というか管理する、というか、人にこの人間は管理済み、という刻印を押す為に国旗国歌や、給食というものが利用されている気がします、そういった構造を維持することのほうが子供の将来よりよっぽど大事ということなのでしょう、まあ文科省が子供のことなど全く考えてないということは20ミリシーベルトで完全に明らかなわけですが。