今日の夕方、毎日放送の関西ローカルニュース「VOICE」の憤懣本舗コーナーにて自転車問題が取り上げられていましたね。まずは警察による取締りの模様が映し出されていました、耳にイヤホンをつけている人も注意を受けていましたが、自動車の方はといえば、それこそカーステの操作中でもっと重大事故を現実に引き起こしているわけであり、そちらが何も言われない中で自転車のイヤホンのみが取り締まりの対象になるというのには釈然としないものがあります。カーステどころか外へ大音響で音楽を鳴らしているような車、バイクにだって遭遇することもありますからね*1。また取締りの対象になるという行為の中に地下道など走行が禁止されている中での走行という項目もありましたが、だいたいそういうところってあの大日や歌島橋交差点のように、車はそのまま通れるけど、自転車のみがそういった地下通路などに迂回を余儀なくされるといったところなのですね。
憤懣本舗でとりあげられた守口市大日地下道に行ってみた
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20100316/1268743607
５０億もかけて新たに交通弱者虐待を進める国土交通省近畿地方整備局、及びその動きを全力で支援する読売新聞大阪
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20101002/1286017184
車は何事も無く通れるというのに、自転車は只でさえ多大な手間を煩わされた挙句、そこで走行するだけで取締りの対象、もっと七面倒くさく押して歩けとか、ひどく差別的な扱いというものです。
また自転車関連事故全体は減っているが、自転車同士、あるいは対歩行者といった加害者ともなりうる事故が増加傾向というグラフも出していました、まあグラフをみたところ、特に対歩行者はそんなに大幅な増加傾向という風には見えなかったのですが。これについては節約志向などにより自動車の利用が減って自転車が増えていると考えればあっさりと辻褄が合う話です、車が減って重大な死亡事故などが減ったとするなら全然悪い話ではないでしょう。
そして最後に青信号の横断歩道を半分塞いでしまったトラックを子供が自転車でよけているところが映し出されていましたが、これはどういうことでしょうか？自転車だけではなく車も横暴なことをしていますよ(それこそ私が散々訴えていることですが)、というメッセージでしょうか？それならいいのですが、自転車の違反、横暴行為は逐一晒し上げるが、車はいくらそのようなことをしていても黙殺してやるぜ、という開き直り宣言だったとしたら嫌ですね。
*1:取り締まりは行われているのかもしれませんが、マスコミで問題になったことは皆無です
