先週木曜日、８月８日のよみうりテレビ夕方ローカルワイド番組ten!にて、全国ワーストとか煽りながら大阪市の放置自転車問題について扱われていました。見てみたところとにかく放置自転車は根絶しなきゃいけない、８００メーター以内はすぐ撤去！それに合わせて大阪市では各ビル事業者などに駐輪場設置義務を課しているが、自転車での来客が見込まれない事業者にも一律に義務が課されているというのは負担が大きい、京都市はそういった義務が軽減されるようになっているぞ！それに見習って大阪市も義務を軽減しろ！といった内容でした。
番組の中ではいかにも不法駐輪で溢れ返っているような映像も紹介されていましたが、番組で取り上げられていた難波でも別に邪魔になるというわけでもなく、停める事が出来ていたのですが、なんだかあちこちでうるさく監視されるようになり、穴場的に停めれるという場所に集中せざるおえないようになったということなのです。それに長堀通のように歩道も広くて自転車が停められていても別に全然邪魔になっていないようなところで、下から見上げるように画を撮っていかにも深刻であるかのような嫌らしいことをしていましたね。また駐輪場負担に文句を言う店舗の人たちの声も紹介されていましたが、そういう店舗関係の車が御堂筋、及び裏道に路上駐車されまくって邪魔で仕方がないというのが現状なのですが。まあ駐輪は激しく目の敵にするが、路上駐車に関してはことごとく無視、取締りに対する抗議の声のみ取り上げるというのがよみうりテレビだけではなく、この国の全てのマスコミなのですけどね。
そしてこのコーナーの結論としては、京都市に見習って駐輪場設置義務を緩和しろ！とのことなのですが、京都市というところは、特に四条河原町辺りなどはもう大阪市以上に駐輪場も何もなく、通りはなんと自転車のみ通行禁止だったり*1、差別的に不便なところです。そこに見習えなんていうことは、よみうりテレビにとっては自転車利用者の利益などということには金輪際関心が無く、それどころかいかに大阪の中心街、いやもう近畿地方全体から自転車というものを抹殺してしまおうか、とでももくろんでいるとしか思えません。
