今日(２月７日)は、朝からこのニュースがテレビで繰り返し伝えられていました、
「自転車暴走男」注意したドライバーを殴る蹴る！走る車の直前にいきなり割り込み
私の関知しただけでも、朝の日テレ「スッキリ」テレ朝「羽鳥モーニングショー」昼のTBS「ひるおび！」よみうりテレビ「ミヤネ屋」MBS「ちちんぷいぷい」夕方の関西テレビ「報道ランナー」日テレ「news every」と、主にワイドショーで多大な時間をとって放送されていました。
同じ交通トラブルからの暴力事件でも、
交通トラブルから暴行、被害者は死亡
交通トラブルでけがさせる 陸自３等陸尉を懲戒処分
これらの車のドライバー側が一方的に暴行を行って、そしてよっぽど重大な結果に至った事件は、特にワイドショーなどは完全に無視しておいて、今回自転車側が加害者になれば、それみたことかと大報道、今回の報道は、自転車の害は極大化、車の害は極小化というこれまでのマスコミの方針を貫いた、極めてバランスを欠くものであることには間違いありません。確かに去年あたりからか、あおり運転の問題でドライバーの暴力もマスコミは大きく取り上げることになっていたわけですが、考えてみればバイクが被害者だった堺市の件を除けば、それらは被害者側もまたドライバーだったわけですからね。
そして釈然としないのは、今回の件、自転車側の暴力シーンは繰り返し流されているわけですが、一番肝心な、何でトラブルが発生したか、というところの映像が出ていないわけですね。何故加害者側があれだけ怒り狂うことになったのか、この件を伝えたマスコミは「中央よりの車線を通ったのが悪い、違反だ」と説明していましたが、注意するにしても、その注意の仕方がどのようなものだったかわからないわけですし、また路上駐車があった場合などには中央よりの車線を使わざるおえない場合もあるでしょう、それをいちいち違反だ！などと言われるのなら、もう自転車の車道走行などは出来ません。路上駐車という車の側の違反は放置しておいて(マスコミは路上駐車に関しては、取締りへの不満しか報じていません)、追い詰められた自転車の側の違反のみを追及するという、ほとんどいじめとしか言いようのない相変わらずの手口ですね。というかTBSなどではまさにその、自転車が中央よりの車線を走っていて危険だ、という画像を出していましたが、何故そこまで画像があって、肝心のトラブル発生時の映像はないのでしょうか？ああいうドラレコ映像は、撮影者に都合の良いものしか出されないでしょうからね。当然出されるべき最重要証拠が伏せられたまま、被害者側の言い分のみをマスコミは流す、このままでは一方的な欠席裁判という印象が強いですね。
