大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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あの「羽鳥慎一モーニングショー」が、またしても身勝手な自転車叩き

今日(11月1日)のテレビ朝日の朝のワイドショー番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、9分間に渡って例の警視庁の自転車取り締まり厳罰化について触れていましたね、まずは「自転車の事故割合が増えている」と、例の如く取り締まり強化の理由が述べられたわけですが、番組内でも触れられていましたが、コロナ禍での自転車通勤の増加、フードデリバリーの増加、などと自転車の台数の増加も理由として述べられていたのですね、とすれば必ずしもルール違反の増加が原因というわけでもなくなるのですが。また今回は過失の有無も理由としては表には挙げられていませんでした、自転車側の違反ということだけではなく、車側が乱暴な運転をして事故が増えているということだって考えられますよね、この「羽鳥慎一モーニングショー」を筆頭としたマスコミは自転車への度重なる憎悪を煽る報道を行っていますから、それが車の自転車に対する運転を乱暴にさせているという効果もあるのではないでしょうか。以前完全に故意だろと思わせるくらいの車が後ろから自転車をはねる映像が報じられたこともあったのですが、その事故の起こった時刻がこの「羽鳥慎一モーニングショー」による自転車叩きが放送された直後くらいだったのですね、丁度車の運転者がその自転車叩きを目にして憎悪をたぎらせていたというタイミングだった可能性も考えられるのではないでしょうか。そして次には自転車のルール違反映像として自転車の信号無視映像が流されたのですが、それは車道と平行になっているところで、車との事故の危険性はないところだったのです、歩道に沿って歩いているだけなら何の問題もないところですから、歩行者気分でいると無視しがちなところですね、まあ確かにいけないことですが。「1時間に50件も違反があった」などと鬼の首でも獲ったように放送していましたが、路上駐車はいくらでも見ますし、車による横断歩道上妨害行為もまだまだいくらでも見ますけどね。そしてコメンテイターの田坂広志氏はこのように語ります「厳罰というだけではなく、そういった法を守るという文化を根付かせるのが大事だ」と、この言葉そのものには異論はありませんが、駐車監視員制度に関してはマスコミ揃っての集中砲火で骨抜きにして、信号のない横断歩道に関しては死亡事故が起こっても大都市圏マスコミは一切無視、車の責務についても説明することは皆無です、車がルールを守り、安全運転に努めて交通弱者を守る、という文化を根付かせることについては、一切を拒絶しているのがマスコミではないのかと言いたくなります*1

*1:考えてみれば、あの一連のあおり運転報道というのは、被害者側もドライバーだったわけで、いわゆる交通弱者を相手にした話ではなかったのですね、まあその法規制に関しても全力で抵抗して見せたのがこの番組「羽鳥慎一モーニングショー」だったわけですが。