10月22日よみうりテレビ関西ローカル番組ten!では「今流行の、人気」だとしてピストを取り上げ、その中でもノンブレーキピストの危険性を訴える特集をしました、「流行で人気」とは知らないうちにえらく出世したものです、元になったであろう毎日新聞の記事では「愛好家が増えている」といった表現止まりでしたから、私はまだ見たこと無いですけどね*1、そんなほとんど見かけないようなレアな存在をブームとして取り上げてまで自転車を叩きたいとは何やら必死なものを感じます、そんなものより、まあ最近は不況故かあまり見かけなくはなりましたが、ノンブレーキピストよりはよっぽどよく見かけ、よく目立ち、まわりに威圧感、圧迫感を与え、実際に邪魔で危険そうなこのような車を、
こういったどういう訳だか知らないがアホみたいに車高を上げた車も取り上げてほしいものです。
ここまで無理矢理な自転車叩きを見ると何だかマスコミには自転車叩きをしなければならないルールでもあるんじゃないか?とでも思えてきます、そこで思い起こされるのがこの一週間前、10月15日にあった梅田(大阪市中心街)での3キロ引きずりひき逃げ事件判決のニュースです、このニュースを関西夕方ニュース、及びワイドショーで新聞テレビ欄にて出していたのは2つだけ、トップで大きく出ていたのはこのよみうりテレビten!だけだったんですよね、そういえば以前テレビ朝日夕方ニュース番組スーパーJチャンネルで、「住宅街の中の狭い道を暴走する車」という特集をした少し後に「暴走自転車」の特集をしたこともありました*2、毎日新聞も今ではそういった側面は完全に失われていますが、以前は関西版において通学路の(交通の)危険を連載として扱ったり、歩車分離信号を推進する記事を書いていたりしたものです、何だか自動車の害を訴えたマスコミにはその後自転車の害も声高に訴えなければならなくなる、といった圧力が強力に掛かっているような感じがします*3。
ほかにも一時期、始まって間もないワイドショー番組が軒並みやたら時間をとって自転車叩きを大々的にやる、といったようなことが見られたこともありました*4よっぽどテレビ局スタッフのまずやりたいことは自転車叩きだったのか?それともワイドショー参戦の切符代わりとして自転車叩きをして自動車業界への忠誠を示す必要でもあったのか?色々と考えさせられることがあります。
*1:実は先日ピストらしき自転車を初めて道路上で目撃した!と思ったのですが、前のギアが大きくて変速機の無いスポーツ風自転車=ピストぐらいに思っていたのですが、ちょっと調べてみたところそういう外見で内装変速機を備えたものもあるんですよね、ちょっとわからなくなりました、ちなみにその自転車、ちゃんと前後輪ブレーキが付いていたのでいずれにせよマスコミが槍玉に挙げているノンブレーキピストでは無いです。
*2:いずれも関西では放映は無かった為内容は未チェック
*3:逆は無し、スーパーJチャンネルはその後自転車叩きネタはちょくちょくしているようですが自動車叩きネタはもうやってないようです。
*4:NHK難問解決!ご近所の底力に最初の方は自転車叩きがやたら多かったのが代表例です、あとNHK大阪のもっともっと関西(現行あほやねんすきやねんの前番組)、TBSのピンポン!(現行ひるおび!前番組)にも同様のことがありました。