今日の朝、NHKの番組「あさイチ」にて自転車叩きが放送されていました。場所は何かと自転車を目の敵にしている川崎市、まずは横断歩道で信号変わるギリギリ横断で警告というのが取り上げられていました。NHKは以前にもこうした自転車の駆け込み横断について時間を取って取り上げていたことがありましたね。完全に信号が赤になってからスピードを出して通過していく車など幾らでもいるのですが、歩行者用信号が青に変わってからでもそういう車が通過するのを待ってから横断しなければいけない、なんていうのはもう完全に日常の光景となっているのですが。次は交差点の不正横断で赤切符をもらっているところ、その場所は画面を見るとそのまま横断歩道を渡ればいかにも窮屈で狭いところを遠回りしなければいけないという完全に嫌がらせのような造りで、そうしたところでこういう取締りというのは虐待に他なりませんね。先日自転車に乗った芸能人が後ろから公務員の運転する車にはねられて怪我をするという事故がありましたが、そういう乱暴な運転をする公務員によって自転車だけではなく交通弱者全体にとって嫌がらせとなるような道路が造られているのですね。そして番組の最後ではスマホしながらの自転車運転が俎上に上がっていました、アナウンサーは歩きながらも危ないとも指摘していましたが、自転車、歩行者の交通弱者は槍玉にしておいて、車への指摘が全く無いとはどういうことでしょう、自転車よりもわかり辛いですが、よく見ればながら運転の車だって確実にいるのです。そして、
携帯いじりながらの運転で…神戸新聞関連会社の社員、無免許運転容疑で逮捕
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130519/waf13051922490012-n1.htm
このようにNHKとお仲間のマスコミ人からしてケータイながら運転をやっているのです、こういった悪質な車の方は全く触れずして(上記のニュースも兵庫ローカル含めNHKでは取り上げられずじまいでした)、自転車への取締りのみ一方的に煽るというのはどういう魂胆でしょうか。
先日、国家公安委員長の「必要の無いところでの取り締まりはどうか」なんて発言もありましたが、この番組ではコメントで「信号無視は全部悪質」なんてことが断定的に言われました、自転車の信号無視は何も来ないことが１００％わかっている場合には、それこそ国家公安委員長が語った「取締りの必要の無いところでの速度違反」みたいなものではないでしょうか、信号を待った場合却って右折、左折車により危険な目に遭うことだってあります。このように一方的に自転車への取締りのみ煽るような番組が作られ、弱者にのみ過剰にマナーを押し付け、片や横暴な強者はどんどんルールも空文化、やりたい放題にやらせるというのがアベノミクスなのかとも思ってしまいます。
