大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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車の悪事は無視のまま、自転車ばかりやり玉のTBSは交通安全の敵

今日(10月20日)の朝早くのTBSの番組、THE TIME内にて、1分半と4分弱にわたり悪質自転車について取り締まりが厳しくなるなどと取り上げられていたのですが、短いながらも酷い内容でしたね。まずは自転車が信号無視をしているという映像が紹介されていたのですが、それはやらせか確信犯を思わせる(これ見よがしにウイリーのポーズを見せていたりします)一つを除けば、只の駆け込み横断で、そのわざとらしい一つを除けば全く接触の危険もないようなものだったのですが。一方、これまでマスコミが取り上げたところなど全く見たことがありませんが、車の駆け込み横断、それもかなり危険なタイミングのものに交通弱者側が配慮してあげて事故を回避している局面など日常的にいくらでもあります、

 

こういったものについては全く触れないまま、こと自転車についてばかりやり玉に上げるというのは弱い者いじめに他ならないでしょう。次に歩道走行も駄目、スクランブル交差点通行も駄目とか畳みかけてきます、自転車にばかり窮屈な規則を杓子定規に適用して利便性を徹底的に奪ってやろうという策謀に他ならないでしょう。自転車の規則については細かく紹介したがるマスコミも、車の規則については一切紹介しようとしません。歩道で自転車が歩行者を抜くことも駄目とまで言っておきながら、歩道もない狭い道で乱暴に歩行者、自転車を追い抜いていく車のことを問題視することなどほとんどありません、そちらの方がはるかに危険で人も多く殺しているのですが。そして信号のない横断歩道の車の徐行、停止義務についてもTBSみたいな大都市圏のマスコミがこれまで扱ったことなど皆無です、

 

見ての通り、多数歩行者が横断待ちをしているところを車がスピード出したまま駆け抜けて行きますね。

現状、信号のない横断歩道での徐行義務などほとんど無視されています、そしてこういった乱暴な車が今年に入ってだけで少なくとも交通弱者を28人も殺している(10月19日まで、歩行者と自転車乗車者合わせて)のです、この28人は、車の利便性確保のためろくに扱わないマスコミと、ろくに取り締まらない警察の共犯による犠牲者でしょう。確実に少なくとも28人の死者を減らすことに直結する信号のない横断歩道の車の取り締まりついては一切取り上げず、効果があるのかどうかわからない自転車の取り締まりにのみ向かわせようとするTBSは交通安全の敵と言えるでしょう。