大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

まさに自転車迫害の最先端大阪府

何やらこのような記事が出ています、

自転車にも自賠責保険の加入義務を 大阪府が条例提案へ
http://www.asahi.com/articles/ASJ185GYYJ18PTIL01N.html

これですね、パブリックコメントも実施されているようです、

大阪府自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例(仮称)案」に対する府民意見等の募集について
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=22733

兵庫県で導入された、罰則はないものの、自転車への自賠責保険加入を義務化させようというものです。大阪府というのはただでさえ、

このような柵を淀川河川敷に作りまくって自転車の走行を遮断、

もうこの構造、建前としてはバイクの進入を防ぐとなっているようですが、どれだけ自転車への悪意が満ちたものになっているかというものです。首都圏では荒川、多摩川、それに江戸川もでしょうか、その河川敷が自転車道として親しまれています、淀川でも上流の桂川、木津川はこれもまた自転車道として整備されています。それがひとたび大阪府に入ればこのように、河川敷に来てまで車の通行を優先させる為に、せっかくの自転車道をズタズタに寸断しているのです。河川敷では他には類を見ない自転車迫害策をとっておいて、一方他県で自転車に新たな規制の動きがあれば直ちに追随、まさに自転車迫害の最先端といったところですね。
だいたい自転車の加害事故が多発しているなどといっても、そういう事故があればマスコミが欠かさず大きく取り上げて多発しているように見せかけているだけの話でしょう。一方車加害事故に関しては各マスコミ明らかになるべく伝えないように、重大事故でもほんの隅っこのベタ記事とか、苦心していることが見て取れます。特に大阪はその傾向が甚だしく、死亡ひき逃げや、飲酒死亡事故といった重大事件にも関わらず全然マスコミ報道がないという事態も発生しています。高額の賠償金ということに関しても自転車規制強化の風潮に司法の側が悪乗りしているような印象もありますけどね。車に関してはどうなのか、例えば2010年年末に発生した田園調布の2児死亡事故、これは猛スピードを出した車があまりのスピードゆえジャンプして歩道に突っ込み、2児を死なせるというもうこれ以上ないくらいに悪質な事故だったわけですが、賠償額は2児合わせて6千万だったわけです、自転車の加害死亡事故が5千万とかしきりに騒がれているのとはアンバランスな感があります。
年末にはまた読売新聞大阪本社が5日間にも渡り自転車叩きキャンペーンを繰り広げていたわけですが、まさにそのさなかに私が大阪の街で目撃したのがこの光景です、

信号はこのとおり、

近頃は大型車で気付かなかったから死亡ひき逃げも無罪、という判決も見かける中で、殺傷力の高い大型車にこんな乱暴な運転などされたらたまったものではありません。
マスコミが自転車を激しく誹謗中傷し、行政は自転車迫害の最先端、その一方で街に溢れるのは車の横暴運転、これが大阪の現状です。