大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

9ヶ月もたってから明らかになった危険運転

昨日、NHKオンラインの茨城ローカルにこの記事が掲載されていました、

中学生はねられ死亡 男を起訴

去年9月、ひたちなか市で国道を自転車で渡っていた中学2年の女子生徒が車にはねられて死亡した事故で、車を運転していた千葉県の28歳の男が制限速度を大幅に超える速度で車を運転し赤信号も無視していたとして、危険運転致死の罪で起訴されました。

起訴されたのは、千葉県匝瑳市の無職、小泉一也被告(28)です。
小泉被告は、去年9月、ひたちなか市市毛の国道で、制限速度を大幅に超えた速度で乗用車を運転したうえ赤信号を無視して交差点に入り、自転車専用の横断帯を青信号に従って自転車で渡っていた中学2年の根目沢瑠花さん(当時14)をはねて死亡させたとして危険運転致死の罪に問われています。
小泉被告は、事故の直後に過失運転傷害の疑いで逮捕されましたが、その後、釈放されていました。
その後の警察と検察の調べで、小泉被告が、当時、時速およそ114キロメートルで車を運転していたうえ、赤信号を無視していたことが分かり、30日、水戸地方検察庁危険運転致死の罪で起訴するとともに小泉被告の身柄を勾留しました。

06月30日 20時59分

こちらが他の新聞などの出方を待っている間に、この記事へのリンクは速攻で消されてしまいましたが。だいたいNHKは自動車加害系のローカルニュースはすぐ消しますね。

茨城のニュース(事件・事故)
http://ibarakinews.jp/hp/list.php?elem=kennai&genre=accident

他だと茨城新聞のこのリンクから記事のタイトルだけ見れますね。
この事故はひどいですね、時速114キロものスピードを出した上に信号無視とか、そして注目すべきは昨年の9月の事故ということ、もうそれから9ヶ月もたっているということです。時速114キロで信号無視というひどい危険運転が明るみになるまで9ヶ月もかかっているということですね。
これが当時の産経新聞の記事、

2015.9.25 12:05更新

はねられ自転車の中2女子死亡 茨城・ひたちなか

 25日午前5時55分ごろ、茨城県ひたちなか市市毛の国道6号の丁字路交差点で、軽乗用車が自転車で横断しようとした同市津田、中学2年の根目沢瑠花さん(14)をはねた。根目沢さんは頭を強く打ち、病院で死亡が確認された。

 ひたちなか署は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、軽乗用車の水戸市見川町、代行運転手、小泉一也容疑者(27)を現行犯逮捕。容疑を過失致死に切り替え、事故原因を調べている。

 現場は片側2車線で、信号や自転車の横断帯があった。根目沢さんは通学の途中だった。

こちらは当時の毎日新聞の記事、

交通事故:自転車の女子生徒はねられ死亡 茨城ひたちなか

毎日新聞 2015年09月25日 12時26分

 25日午前5時55分ごろ、茨城県ひたちなか市市毛の国道6号で、自転車で横断していた同市津田の中学2年、根目沢瑠花さん(14)が、左から来た軽乗用車にはねられ、頭を強く打って間もなく死亡した。県警ひたちなか署は車を運転していた水戸市見川町、代行運転手、小泉一也容疑者(27)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕し、致死容疑に切り替えて調べている。

 同署によると、根目沢さんは部活動の試合があるため、友人1人とともに登校中だった。ヘルメットはかぶっていた。【松本尚也】

いずれも車の信号無視やスピードについての記述はありません。粘り強く9ヶ月も警察が捜査してやっと明らかになりましたが、それだけ難航する捜査でもあったということでしょう。これだと他にも事故の中にも、車の危険運転が証明されないままになっているものもあるのではないかと思わずにはいられません。何といっても被害者が死亡しているとなれば、事故当事者の証言としては加害者側のものしかないわけですから。そして大阪府は自転車被害事故についても自転車側の過失を強調するようなことばかり言っています、ちゃんと捜査がされているのか不安になりますね。保険会社と結託されて死人に口無し事故処理をされたらひとたまりもありません。