大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

酷い死亡ひき逃げ事件が起こっても頑として報道しないNHK大阪

5月24日深夜大阪市で自転車の男性がトラックにひき逃げされ300メートル引きずられた上死亡するという酷い事件が起きました、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100525-00000138-yom-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100525-00000007-mai-soci
続報もあるようです、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100525-00000079-san-soci
いつもは死亡ひき逃げが起こってもなかなか扱ってくれない各在阪局夕方ニュース番組もこのニュースは扱ったようです、ただ1局NHK大阪を除けば。
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2004659431.html
このようにWEBには扱いがあるので(地方コーナーですが)おそらく朝のどこかでは扱われたのでしょう、しかし昼以降には全く取り上げられていません、NHKは各テレビ局中一番ニュース時間、回数も多くとってある中で、犯人逮捕にもつながるこの未解決ひき逃げ事件を(少なくとも昼以降は)完全に黙殺するという報道姿勢は実に突出したものであると言えるでしょう。
まあ交通事故というものは多くは犯意無しに起こってしまうものであり、たとえ結果は重大なものであったとしてもその報道自体がともすれば集団リンチ的なものへとエスカレートし、加害者およびその家族を傷つけるものになるというのも事実でしょう、そのこともあり一般市民が起こした事件について大々的に取り上げるのはどうかという考え方もあるでしょう、NHKという報道機関は一般市民の起こした交通事故については取り上げないという姿勢もありなのかもしれません、しかしNHKというところは過去散々自転車が危険だとかいう一方的報道を繰り返してきました、クローズアップ現代や妙案コロシアムなどで莫大な時間を一般市民の自転車の乗り方にケチをつけそれに対する反感を煽ることに費やしてきました、過去にそういうことをしておきながら今回のこの事件をほとんど黙殺とはあまりにも交通弱者というか自転車利用者に対してあまりに不公平で冷淡ではないでしょうか?
一方で今日のNHK大阪のニュースでやたら繰り返されていたのがこのニュースです、
生活保護詐取 覚せい剤購入か
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2004662531.html
要は覚せい剤所持でつかまった容疑者がが生活保護の「住宅扶助」の詐取もしていたというニュースです、この記事では「警察は、生活保護費で覚せい剤を買っていたとみて」などと書かれ生活保護者およびその制度そのものへの偏見を煽るような内容になっています、しかし記事の中には「去年10月から住み込みの仕事を始め」などとも書かれているわけであり生活保護費がそのまま覚せい剤購入資金となったとは言い切れないものがあると思います、この報道のやり方には「子供手当てがパチンコ代に」などという批判にも共通した弱者、施しを受ける者への冷酷な視線というものを感じます、こういった冷酷で不公平で一方的な報道をするような組織が全国民から視聴料を強制的に取り立てる権限を持っているということには絶望的なものを感じます。