大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

随所に自転車に対する敵意が見られる第二京阪自転車道

今年3月第二京阪道路が開通しましたが、そこでは自転車、歩行者用道路もきちんと整備されているとのことです、考えてみれば、大阪京都間の道路はといえば、せっかくの淀川河川敷も邪魔なバイク止めで台無しにされ、国道1号線はといえば常に非常に混雑していて自転車で車道を走るのは危険な感じです、かといって歩道の幅も非常に狭く、それどころか歩道そのものが無い区間も結構あるぐらいです(その点国道2号線はわりと通り易いです、もっとも神戸に行くには国道2号線しかまともな道は無いのですが)、というように今まで京都大阪間をまともに自転車で行き来出来る道路が無かったところに第二京阪道路自転車道が完備されるとなったら非常に価値のあることと言えます、ということでちょっと開通してからは時間も経っていますが行ってみることとしました。

ここは門真市中央環状線沿いの第二京阪道路起点となるところ、いきなり交通弱者地上から締め出し交差点のお出迎えです、

とはいえ自転車でも乗ったまま歩道橋に上がれるような構造になっており、思ったほど不快感は無かったです、

ここが第二京阪道路起点、なかなかの光景です、これぞ公共事業といった感じですね、

ここから自転車歩行者道、
まず気になったのは、このように、

いちいちきつい段差があり、しかもこれの出現する頻度が非常に高いことです、かなり衝撃が気になりました、薄くて細いタイヤのロードバイク(スポーツ用自転車)の人などは更に気になることでしょう、かといって車道を走ればいいかというとそうも簡単に言えず、まず下で自転車歩行者道と並行している自動車用の道はところどころでぶち切れていたり、全く無かったり、要はこの第二京阪道路、有料部分だけでなく一般の自動車が走る車道もこのように、

地上とは隔離された高架道みたいになっているのです、このような中に自転車で突っ込んで行くのはかなり怖いですし、実際にこのような自転車の侵入を禁じるような標識もあります、

あと気になったのは、このように、

やたら自転車(歩行者も)の通るところが屈曲されているのが目立つところです、真っ直ぐ通らせてくれてもいいものだと思いますが、何といっても周りが暗くなったときにこのコンクリートの突起部分に突っ込んでしまわないかと心配になります、まあここらの夜間の照明がどうなっているのかは分かりませんが、実際に、

交通事故:自転車で転倒死 さいたま65歳男性、縁石に乗り上げ? /埼玉
http://mainichi.jp/area/saitama/archive/news/2010/12/21/20101221ddlk11040254000c.html
12月21日(火)11時53分配信

 さいたま市岩槻区末田の県道脇の歩道で17日夕、自転車に乗っていた同区黒谷の塗装業、堤勇二郎さん(65)が走行中に転倒し、頭を打って死亡する事故があった。岩槻署は、歩道を走行していた堤さんが車道との間にある縁石(高さ約20センチ)に乗り上げ、転倒したとみている。
 岩槻署によると、事故は午後5時すぎに起きた。県道は片側1車線で、歩道の幅は約2メートル50センチあった。堤さんは道路左側の歩道を走行していて、車道との間を区切っている右側の縁石に乗り上げたとみられる。死因は頭部打撲による出血性ショックで、倒れた際に縁石や道路に頭をぶつけたとみられる。堤さんは1人暮らし。親族によると、堤さんに持病はなく、ジャンパーと作業用ズボンを着用していたことから、仕事帰りだったのではないかという。【田口雅士】

このような事故も起こっているのですから、ここの道路の設計者はわざわざこのような事故を誘発させようとしているようにも思ってしまいます。
もっと先に行くと激しいアップダウンの連続となります、このあたりになると先ほど言っていた段差はあまり見かけなくなるのですが、代わりに、

このようなお馴染みバイク止めが見られるようになります、ていうかバイクは普通に車道を走ると思われるのであって、最早ここのバイク止めなどは自転車への嫌がらせとしてしか機能していません。
言うまでも無くこれらの自転車への嫌がらせ行為の数々、車いすやショッピングカートへの障害としても機能していることとなります。
とにかく全線(木津川までですが)走ってみてひしひしと感じたのは道路整備者、設計者の自転車への悪意というものです、何かそういうものを、そういう悪意を示さなければならないというノルマでもあるのかと思えるほどでした、かといって自動車の危険に晒されるわけでなく、最悪の状況の国道1号線と比べると全然マシな環境であることも事実で、このような道路が出来たこと自体は様々な嫌がらせにも関わらず有難いことには違いないのですけどね。