大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

交通弱者全般に極めて冷淡な泉北ニュータウン

まずはこれを見て下さい、

何という歩道の狭さでしょうか、これでは自転車はおろか、車椅子、押し車や杖をついた老人などももはやろくに通行出来るとは思えません、それでいて車道はきっちり片側2車線取られているのです、しかしそのわりに路側帯は極めて狭く、そこも自転車にとっては非常に辛いところです、おまけにここは急坂(ニュータウンに坂はつき物ですが)で、押して上がるとなればまた危険も付きまといます、もう片側はもっと酷くて、

歩道の脇には塞がれていない深そうな溝、危険度がもう一段アップです、ここは泉北ニュータウンのいわば入り口に当たるところで、泉北高速鉄道沿いの道路をまっすぐ行くとここにたどり着きます、先ほどの道路はその道路から直角に脇に迂回するかのようにある道路で、まっすぐ行こうとすれば、ここを降りていきます、

で、降りた先がどうだったかと言えば、歩道も何も全く無い高速道路のような所に放り出され、路側帯も狭く、脇にはまた深そうな溝もあり、実に危険な思いをして自転車で走ってきました、全くもって危険だったので写真を撮る余裕も全くありませんでした、これでは迂回をしてもあのような歩道極狭の危険道路、真っ直ぐ行けばもっと論外と、ここ泉北ニュータウンではあらゆる交通弱者は自力でニュータウンの外に出ることが出来ないということになってしまっています、なお泉北ニュータウンから東側に出て行く道路も、

本道はこのように歩道などが全く無い造り(ご丁寧に自転車排除の標識までも)、で、迂回路はやっぱり歩道は狭く脇には深い溝という危険極まりない造りになっています。

この状況は入り口だけでなく内部でも同様で、その危険極まりないコンビネーションは中心街の泉が丘近くでも見られます、

橋のところでも歩道は激狭、

ここなど酷いです、ここも駅の近くなのですが、このように

車道はわざわざ標識を作ってまで自転車を排除しているのですが、その横の歩道はといえば、

見事な極狭ぶりです、これだと自転車が通るのも気が引けますし、何よりも健常者以外はほとんど通れないのではないでしょうか、まあニュータウンというのはどこも坂だらけですから、元から足の弱った人には厳しいところなのかもしれませんが。
そしてこのように交通弱者の自由な通行を奪っておいて何が行われているのかといえば

まあこういったニュータウン新路線の宿命なのかもしれませんが、何だかやたら高い電車料金を押し付けられます、またバスに依存せざるおえない環境にもなっていると思います。
そしてこのような状況は、泉が丘の周囲からの集客を妨げることになっているかとも思われます。
まあこれだけ交通弱者に対して嫌な仕掛けを講じているニュータウンというのは他には見たこと無いのですけどね、隣の和泉市の和泉ニュータウンになると、

この通り歩道もちゃんと広いですし、この泉北ニュータウンというところは「歩道を広げても自転車が暴走するだけ」とか、「交通弱者は自由に動けないようにして交通機関に依存しなければいけないようにしてやろう」という歪んだ思想が主流を占めた時期に計画されたということなのでしょう。