大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

とにかく自転車の権利拡大が許せない毎日新聞

毎日新聞の自転車叩き特集はその後も続きました、

銀輪の死角:どうなる走行規制/3 「半端な存在」弱者に
http://mainichi.jp/select/jiken/ginrinnosikaku/news/20110818dde041040022000c.html

道路の右側にしか歩道が無いところから、今度は左側にしか歩道が無いところに移ろうとした時の事故を扱っています、

銀輪の死角:どうなる走行規制/4 「もう車道は走れない」
http://mainichi.jp/select/jiken/ginrinnosikaku/news/20110819dde041040035000c.html

今度は自転車の車道走行時の危険です、まさにこの危険があったからこそ歩道に自転車を上げるということがなされたのでしょう
、そこを毎日新聞だけではなく強弱の差はあれど、ほぼ全てのマスコミが歩道上の自転車の危険を大々的に伝えることによって、路上駐車で常時埋め尽くされる路側帯、でなければ極めて狭く危険、そして弱者優先の心得を持たないドライバー、こういったものが改善されもしないのに自転車の歩道通行を殊更に問題視し、車道に追放しようとしてきたのがこれまでの流れでしょう、その上で車道も危険、というのはもう自転車に乗るなよ、とでもいうことなのでしょうか?
 

車を運転していた60代女性は「赤信号で停止していたら追突された」と警察に語った。肇さんに事故の記憶はない。目撃者もおらず、肇さんは「加害者」になった。

正に「死人に口なし」事故処理というヤツですね(この場合死亡したわけではないですが)、そして司法当局が易々とこういう判断を下せるのに後押しとなっているのがマスコミ総掛かりの自転車叩き報道ではないですか。

銀輪の死角:どうなる走行規制/5止 「一方通行」期待も課題も
http://mainichi.jp/select/jiken/ginrinnosikaku/news/20110820dde041040005000c.html

この回の後半では警察が目論む自転車の一方通行規制に期待するかのような論調になっています、こんな規制が幅広く無神経に導入された日にはこの連載3回目で扱われたような車道横断による事故など増える一方だと思うのですが、只でさえ交通弱者の側にのみ道路の片側しか通れない、というような無情な道路行政が横行しているというのに、この上一方通行まで、特にマスコミが目論むように野放図に導入された日には状況はますます悪化するでしょう、

自転車の歩道走行はあくまで例外として認められ、しかも徐行が義務。一方通行の標識を設置すれば、大手を振って歩道を走り回り、障害者や高齢者、ベビーカーの危険が高まるかもしれない。

とにかく自転車の権利拡大、焼け太りは一切許さないという嫌らしい姿勢ですね、このような時だけ「障害者や高齢者、ベビーカー」などの弱者を持ち出して、それでおきながら、
 
 
このような「障害者や高齢者、ベビーカー」などの弱者の通行は特に徹底排除するような障壁となるものを、大阪府大阪市があちこちに好んで大量に設置している(しかもそのうちかなりのものはひとえに車の通行の為に作られたものです)、ということを全く無視しているのですから、マスコミにとって「障害者や高齢者、ベビーカー」という弱者は、ただ自転車叩きの材料とする時にのみ都合良く持ち出してくるものでしかないようです。
一方今日(8月22日)は毎日放送夕方ニュース「VOICE」もまた自転車叩きをしていましたね、またしつこく浪速区の事件を持ち出して、またいつものように自転車のマナーの悪さを吊るし上げる映像を見せていましたが、その中に停車している車をよけようと道路の中央に出た自転車をつかまえて「自転車は道路の端を走るのを義務付けられている!」などと言うのはひどいと思いましたけどね、また例によってケータイながら運転も槍玉になっていましたが、見づらいだけで車のながら運転もよく観察していればちゃんとあるのだし、そっちの方がより多く加害事故の原因になりうるのですけどね、そして今回の主題は「ノンブレーキピスト」叩きでした、私はあんまり見かけないんですけどね、こんなに度々取り上げられていると興味も少々わいてきました、そんなに軽くスピードが出せるのでしょうかね?まあ登り下り坂は地獄なのでしょうが、ここまでくると却ってマスコミがブームを煽っているかのような気もします。