結局原発などを推進して何が残ったのでしょうか？放射能で穢された広大な土地、今なお拡散が続く海洋汚染、日々損なわれる作業員の健康、失った国際的信頼、失ったものはあまりに大きいといわざるおえません、何のために推進したのか？恐らく石油ショックが尾を引いているのでしょうがエネルギー安保などと言っても所詮物流はウランやプルトニウムの精製や輸送などまでも含めて石油に頼らなくてはいけないものなのですし、もし今、原子力発電分を火力に置き換えたとしても石油の輸入増が２０％ほど増えるだけの話でしょう、またCO2がどうとか言うのなら車に代えもっと自転車利用を進めるべきです、今まで「暴走自転車」などと散々危険を煽ってきてその一方車の危険性については散々隠蔽してきたマスコミがそのようなことを言える立場では無いでしょう、また核燃サイクルとかいってこれが実現できればエネルギー問題など一挙解決、などと言っているみたいですが、その実用化見込みが２０５０年なんてどこのSFの話かと問いただしたくもなります、その頃には宇宙太陽光発電でも実用化されてこんな汚らしい核燃サイクルなど誰にも見向きもされないかもしれないのに、これがただ単に詐欺の話ならばまだ良いのですが冷却材に爆発物のナトリウムなど使うようなもんじゅ*1とかいう危険な施設を、それもトラブルや情報隠し連発でまともに動かすことも出来ず、挙句には
炉内中継装置をつかむ機能を果たすロッドとパワーシリンダのつなぎ目のねじが緩んだことが原因でした。このパワーシリンダは、平成１５年に現在のものと交換されました。以前のものには、設計後の製作の段階で、ねじの緩みを防ぐ対策がとられていましたが、なぜかそれが設計に反映されず、交換された新しいものにはねじの緩み対策がありませんでした。
しかも、ねじそのものがきちんと止められていませんでした。
このようなどうしようもない緩んだ不手際を起こし、また自殺者も複数発生などといういわば腐りきった組織が懲りもせずまだこの築４０年の危険老朽施設、しかも現状手が出せず、の稼動をまだあきらめていないというのですから生きた心地がしません。
この原発事故にしてももし浜岡原発で同じことが起こっていれば、偏西風に乗った放射能により首都圏全域が飯館村状態になり全域パニックになるか、それとも情報統制された中で首都圏３千万住民が徐々に放射能に蝕まれていくか、どちらにせよ空恐ろしい事態が待ち受けていたわけです、また伊方原発で同じようなことがあれば山陽道、東海道まとめて同じ目に遭っていたわけです、また今回の件にしてももうほんのちょっとだけ運が悪くもっと大規模爆発が起こってこの近辺人が全く立ち入れない状態となり、福島第一、第二原発まとめて手が付けられなくなるという空恐ろしくなる事態だって容易に想定できたわけです、また福井で地震でも発生してもんじゅが手が付けられなくなり爆発、周囲十数機ある原発にも誰も立ち入る事が出来ないままただ暴走するだけ、といった身の毛もよだつような想定も簡単に出来てしまうのです、こうなれば正に日本滅亡でしょう、で、こんな日本を滅亡に導きかねない危険なものを国中に設置しまくった原因というのがただ単に原子力発電は火力に比べて燃料費よりも建設費などの初期費用の割合が多く、その分中抜きがし易く関係者が儲ける余地が大きいというだけの話なのです、車や電鉄業界の意を受けたマスコミが自転車に対するネガティブキャンペーンを散々繰り返してきたのと同じ構図と言えるでしょう、にしてもこと原子力のこととなると反原発の知事がいきなりでっち上げで逮捕されたり、警察は反原発デモに暴力的弾圧をしてきたり、もちろん多額の広告費でマスコミは支配下に置き、それでする事といえば日本を滅亡に導くようなものをあちこちに造って回って行っているのですから、正に暴力的手段を用いてまで日本を滅亡に導く悪の組織と言わざるおえません、この状況下においてもまだ原発増設を企む動きもあり、
原発増設見直し「時期尚早」 河瀬全原協会長、官邸に要望
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/earthquake/27359.html
また東京都知事選では未だに原発賛成の発言(マスコミはこの発言を徹底的に隠蔽していますが)をしている現職が、福井知事選ではもんじゅ見直しの姿勢を打ち出していない現職が共に優勢だとのことです、こんなことでは原発推進派が息を吹き返してしまいます、どうかこういった利権の末端にいる方々も理性的な判断というものをしてほしいものです、日本が滅亡してしまえば利権も何もかもまとめて全てがパーなわけですから。
