大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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NHK教育の番組「道徳ドキュメント 河川敷は誰のもの?」について

先週NHK教育金曜朝10時から、「道徳ドキュメント 河川敷は誰のもの?」なんて番組があったので、録ってみたところ、例の荒川河川敷、それも自転車問題についてのものでした。それにしても道徳ドキュメントとは何と大上段に振りかぶった番組名でしょうか。
番組の内容はといえば、最近多くなった河川敷でのスポーツ自転車、それにつれ増えてきた歩行者などとのトラブル、事故、それに対して安全策、マナーの向上を図る少年野球チームに自転車愛好家たち、といった内容でした。まあ内容についてはとりあえずは異論が無いところで、私も河川敷においては歩行者よりも、歩行者を大きくよけた時に後方からスピードを出して迫ってくる自転車の方に危険を感じますからね。歩行者のいるようなところではスピードは落とすべきですし、また追い抜きもやってはいけないでしょう。速く走れることを誇りたいのか、狭いところでもやたらとスピードを出したがる人がいますからね。なおその歩行者をよけようとしたらその横に追い抜きに来た自転車が、というところがわかりにくいですが番組開始から2分45秒のところに映っていますね、私がこの番組を見ていて一番ヒヤッとしたところです。ただ、この番組内においては、舗装を抵抗力の大きいものに変えるとか、段差を設けるとか、いきなり破壊的規制を打ち出してきているところが相変わらずの行政の自転車迫害姿勢というものを感じました。まず舗装ですが、そもそもああいう河川敷における舗装というのは、ちょっと走ってみればわかることですが、一般の車道とは全然違って既にだいぶ抵抗力の大きいものとなっているのですし、段差にしてもあんなものがいきなりあったら暗いときなど大事故になりかねません、またランナーの転倒にもつながることでしょう。スピード制限のことにも触れていましたが、それこそ淀川では車がその制限を越しているとしか思えないスピードで走っています。
 

何といってもこの番組のタイトル、「河川敷は誰のもの?」なんて言って、河川敷は自転車のものだけではないぞ!という言いたいのでしょうが、淀川では駐車場への通行路確保のために邪魔な柵を設置しまくっているという現状があるのであり、

このように車ばかりが大きな顔をしているところには、マスコミは決して目を向けようとはしないのです。