大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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よみうりテレビの木津川迷惑バイクという報道について

4月27日のよみうりテレビ関西ローカルワイド番組「ten」内にて、河川敷を暴走する迷惑バイクなるものが放送されており、見てみるとそれは淀川の上流、木津川河川敷にてバイクなどが暴走して迷惑というものでした。また昨日、5月12日においても今度はテレビ朝日朝のワイド番組「モーニングバード」にて、また河川敷迷惑バイクとか新聞のテレビ番組欄に掲載されており、こっちは見逃してしまったものの、また同様に木津川河川敷について扱っていたようです。
はて、私は何回か木津川河川敷に行ったことがありますが、そんな迷惑なバイクなどは全然見たことがないのですが、とはいえ私が最後に木津川河川敷まで行ったというのも気付いてみてばもう4年近く前のことになります。いつの間にか四六時中バイクが暴走しているような空間になってしまっているのか?確認すべく久しぶりに行ってみることにしました。

やってきました、久しぶりの木津川、広々として気持ちがいいですね、淀川と違ってあのクソ柵に邪魔されないのが実にいいです。ただ、見てのとおり幅は狭いので、レースみたいにしゃかりきにスピードを出すのは止めてほしいところですね。

これがところどころにあるのですが、これは気になりますね、特に河川敷全般は夜など照明が全く無くなり、真っ暗闇になりますから、そうなったら非常に危険ですね。

車にバイクは進入禁止、この看板は各所に掲示されています。

やたら見かけるのがこの黒い覆い、茶の栽培でしょうか、日光を遮断とはえらく高級そうですね。

有名な流れ橋です、今は流れてしまっている状態ですね。

そこから少し行ったところに、このように河川敷に乗り付けている車が、このあたりは「ten」内でも取り上げられていたあたりですね、かといって走り回っているわけでもなく、ただ単に乗りつけているだけですね。なおもうひとつ付け加えておくならば、この車のいる方は対岸側になりますね。
行けども暴走しているバイクの姿は見えず、日曜日なんですけどね。爆音が聞こえたかと思いきや、それはラジコン飛行機だったりしました。このあたりは禁止されていないのでしょうか、まあ淀川でも飛ばしている人はいますが。

やっと見ました、河川敷を走るバイク、バイクというより特殊なバギーといったところでしょうか、ただ断っておくと、ここは河川敷自転車道の終着点泉大橋の一つ手前、開橋のふもと、かなり奥まった奈良よりのところとなりますね。
さて、ここからはこれまでと対岸、大阪側から見ると向こう側、東岸の方を見ていきたいと思います。
とはいっても、

山城大橋まではこのように歩道も無く、危険な車道、夜間の照明も無く、車もスピードを出しがち、こういうところでの事故も多発していますね。

山城大橋から少し北に行くと、淀川でおなじみのこのような柵が設置されています。

5年前と比べると強化されていますね。

しかし、ちょっと行くと、このように外に抜けるスロープはいくらでもあります。
西岸側ではやたら見かけた、自動車、バイク進入禁止という看板も、こちら側では一箇所しか見かけず、ところどころ通行止めにはなっているものの、バイクも走り、また車で乗りつけて道端でバーベキューをしていたりで、こちらは車、バイク進入禁止というのもそんなに徹底されてはいないようです。

ここが先ほどの河川敷に入っていた車の進入路、そもそもこちら側は車の進入が完全に禁止されているというわけでもないので、柵を作るとかいう以前の問題ですね。

ああ、ここがまさしく「ten」内でバイクが斜面も暴走している〜〜、と取り上げられてところですね。あまりに何も無さそうなところだったので、そちら側を通った時にはスルーしてしまいました。手前に見えている車も、別にオフロード走行を楽しんでいる感じではなく、ただ普通に走っているだけでしたね。確かにその手前には轍も見えていますが。あの放送内においては河川敷がひざまで削れて〜〜、とか煽っていましたが、考えてみれば河川敷における砂利などというのは、たまっている方が水の流れには妨害になるのですね。あの番組でバイクが暴走している映像というのも、急斜面を殊更に駆け上がって見せたり、狭いところをスピード出したまま通り抜けて行ったり、かなりやらせ臭いんですよね。番組では2006年の淀川河川敷の暴走バイクという過去の映像も少し流れていましたが、2006年といえば、もう既に河川敷の柵もかなりガチガチに固められており、またバイクの走行しているところなども全然見かけなかったのですけどね。そしてその映像というのも、わざわざ斜面をスピード出してわざわざ歩行者のそばを通り抜けたりしていて、それこそやらせ臭いものでした。当時このよみうりテレビのは知りませんでしたが、MBS毎日新聞が淀川河川敷のバイクがどうたらとかいう記事を出していたのを記憶しています。あれは淀川のあの邪魔な柵の徹底化に向けた、異論を押さえ込み、推進する為の報道だったのではないか、という気がしています。
今回、木津川の東岸(大阪から見て向こう側)を走っていると、完全には禁止されてないせいかバイクとよくすれ違ったわけですが、そのどれもそんなにはスピードを出してはいず、別の脅威を感じるとかいったものではなかったわけですね。さすがに車とすれちがう際には怖いのですが、車こそスピードを出していたりしますし。
淀川河川敷も、あれだけの路の幅があれば、車の通行さえ防いでくれれば、スクーターが入ってくる分には全然かまわないですけどね、実際あの邪魔な柵が作られる前はそういう状態だったのでしょうし。また並行する国道一号線というのも通行量も多く、路肩も歩道も狭く、最悪の大日交差点もあり、自転車、バイク、特にスクーターなどにとっては最悪の環境と言えます。そういった最悪の環境から逃れて、淀川河川敷が通行路として確保できれば安全面からも非常に有意義だとも思えるのですが、それこそあのクソ邪魔な柵によって、徹底的にそういう機能は潰されているわけですね。
今回の「ten」でも「農業に使う車もあるから、進入防止の柵が作れない」などと口走っていましたが、それこそ淀川みたいに駐車場毎にいちいち邪魔な柵が作られるという最悪な事態になりかねません。よみうりテレビのみならず、テレビ朝日までも動いたというところに不穏なものを感じ取らずにはいられません。まあよみうりテレビの報道があったせいで、ちょっとの間目立たないように自粛しているというだけかもしれません。淀川化の陰謀ということも含めてしばらく木津川からは目が離せませんね。