今日の新聞テレビ欄、MBS夕方ニュースVOICEのところを見てみれば
「対策を取ったものの逆効果!堺の自転車道計画ミス」
なんて文字がありました、一体どういうものかと見てみれば、あいも変わらず自転車に対する悪意にあふれるものでした、内容を一言で説明すれば、
「自転車レーン作ったんだから歩道から自転車を締め出せ！」
ということです、まず番組では自転車通学する高校生のマナーの悪さを取り上げているのですが、そこに出ていた通学路には自転車レーンは無く、同じ堺市内にあるという以外何の関係も無く、言ってみれば自転車に対する印象を悪化させる為のただのプロパガンダ映像です、次に自転車レーンの様子をちょっと紹介した後、自転車レーンがあるのに、もしくは作ったのに、歩道を自転車通行可にするのはおかしい！という話しになっていきます、しかし、そこに出ていた自転車レーンも車道とは幅も狭く、車道とは何も仕切られていず、何よりどれだけの範囲設置されているかどうかも番組を見る限りでは全くわかりません、あのようなものですと車１台駐車されただけで台無しになりますし、またそうでなくても車からの圧迫がないか？バイクが入ってこないか？など本当に自転車レーンとして機能するにはいくつもの関門があると思えます、それで十分に機能しないようなものをあてがわれて「自転車は歩道走行不可だ！」と言われてもそれは一方的排除、迫害でしかないでしょう、その後、番組では歩道上に描かれた自転車の表示を槍玉に挙げはじめますが、その自転車の表示のある歩道はどこも自転車レーンの無い所のものなのです、これを見ているとこの番組は、
「堺市は自転車レーンを作り始めたのだから、堺市全域今すぐ歩道は自転車通行禁止な！」
と、言っているようです、とにかく感じたのは自転車の権利拡大は一切許さない！という一貫した強い意思でした、最後にアナウンサーが自転車の対歩行者事故が５倍に！なんて警察の操作できる数字を挙げたりもしましたが(今まで軽微で事件化していなかったものもカウントするようにすればいい)、自動車加害事故を黙殺し続けるあなた方に言われたくはありません、今日の自転車叩きネタは８分、今月のVOICE、自転車加害事案に費やした時間は計２３分になりました、一方自動車加害については４分だけです。
