大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

毎日新聞は損保会社とタイアップ?

先日、このブログで「毎日新聞はこれらの自動車加害事故を地方欄を含め完全黙殺している!」などと書いていたわけですが、
酒気帯び運転:女性はね死なす 容疑の会社員逮捕 /千葉
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20100824ddlk12040187000c.html
この件に関しては今日(8月24日)になって地方欄で掲載がありました、もっとも時間的にいって1日前でも出せたはずであり(これは他のどこでも報道が無ければ黙殺する気満々だったということです。)、また携帯ながら運転ということが無いなど(自転車の携帯ながら運転は叩きのネタにしているくせに)自動車の加害性についてはなんとか報じないで済まそう、という報道姿勢が見え見えでした。
また、8月22日にはこのような毎日新聞による自転車関連記事がありました、
自転車保険:低い認知度 損保各社、販売中止 警察庁所管系も加入2%
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2010/08/22/20100822ddm001040046000c.html
自転車保険:低い認知度 損保各社、販売中止 交通事故に詳しい高山俊吉弁護士の話
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2010/08/22/20100822ddm001040056000c.html
銀輪の死角:自転車事故、救済システム未整備 勝訴も賠償なし 「自賠責あれば…」
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2010/08/22/20100822ddm041040049000c.html
いずれも自転車の自賠責保険の必要性を訴えるものであり、まあ言っている事も分からないでもないのですが、今まで各マスコミは散々自転車の危険を煽りたてて、その結果として自転車加害賠償の高額化が進んだということであり(賠償の高額化についてはその前日の毎日新聞で詳しく報じられています)そして今度は自賠責保険の必要性を訴え、「強制加入保険制度が必要だ」とまで言ってくることに関してはマッチポンプめいたものを感じますし、これが自転車登録義務化の論議につながっていったりするかと思うと嫌な感じがします。
ここでひとつ疑問が生じてきます、海外はどうなのでしょうか?
ただでさえこの国においては、不備とか通り越して嫌がらせとしか言えないような道路整備が自転車に対して行われているのです、
参照
ますます加速する大阪の自転車迫害政策
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20100625/1277477864
大阪の街に蔓延する有害交差点その1
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20100630/1277908432
大阪の街に氾濫する有害交差点その2
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20100705/1278321616
淀川河川敷バイク止め地獄
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20100318/1268923622
その上、各マスコミのネガティブキャンペーンによって世界でも類を見ないような自転車迫害政策がとられては堪りません、そこで気になるのは諸外国の事情です、特にオランダなどは自転車大国ということであり*1、さぞかし自転車加害事故も多く発生しているはずです、そのような国での諸制度がどのようになっているのかは非常に興味深いのですが、何といっても毎日新聞は大会社であり、諸外国に特派員も派遣しているのですから、そこのところも取材して紹介して欲しいものです。

*1:人口当たりの歩行中交通事故死者発生率は日本はずっと先進国中1位ですが、これが自転車乗車中だとこれも日本が1位のことが多いのですが、年によってはオランダが1位になったりもしています。