大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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今度は日テレで悪質な自転車叩き

今日(6月2日)日テレ夕方ニュース番組news every.(全国枠部分)において、また悪質な自転車叩きが展開されていました、まずは千葉県市川市において自転車が多いことを何か問題があるかのように映し出していますが、この場合批判しなければいけないのはちゃんと道路を整備しない行政当局の方でしょう、それでも自転車に乗っている方を問題視するというのなら、排ガスを撒き散らす渋滞車列のドライバーもいちいち問題視しなければいけなくなります、それにそういった車は腹立ち紛れにしばしばこういった行為も行うものですし、
 
また「スピード出したまま踏切を渡る」などとも問題視していましたが無理な横断をしようとして重大な事故をよく起こしているのはむしろ自動車の方です、それに推測ですがもしかしたらここはいわゆる「開かずの踏み切り」で、道路が自転車で埋め尽くされたように見えるのもそれだけ長く待たされた分多くの自転車が溜まっていただけではないか、それだけ急いで踏み切りを渡ろうとしていたのも待ち時間が非常に長いものであったからではないか、とも思えてきます、また子供の通学路だからすぐ近くを通り抜けてどうこうとも言っていましたが、それを言うのならこんな狭くて混雑した道を通学路に指定しなければならない方を問題視すべきです、そもそも車がすぐ子供の横を走り抜けている通学路のほうがよっぽど多いでしょうし、そちらの方がよっぽど危険なはずです、車のスクールゾーン破りや抜け道走行を問題視したほうがよっぽど子供たちの安全に貢献するでしょう。
また番組後半では都心でマナーの悪い自転車が増えたということでしたが、その中で「道路の中心寄りまではみ出てくる自転車」などと問題視していましたが、それは追い抜きの為に仕方なく横に出たわけであり、そこを強引にスピードを出して追い抜いていった車のほうがよっぽど危険で乱暴に思えるものでした、それにネットで情報を知り私もはじめて判ったのですが、その「道路の中心寄りまではみ出てくる自転車」というのは路上の駐車している車を避けてのものだったのです、その路上駐車の車はテレビ画像ではほんの一瞬わずかに見えるだけでほとんど隠蔽されたようなものでした、このようにあたかも自転車は存在しているだけでそれはすなわち悪である、と断じるようなこの報道姿勢、余りに一方的で悪質なものだと言わざるおえません。