大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

自らのことも含め、車の加害は完全隠蔽したまま自転車のみ槍玉、これぞ朝日の新自由主義

昨日の朝日朝刊、おそらく関西ローカルでかなり大きく、「歩道自転車迷う摘発」と題して自転車叩き記事がかなり大きなスペースで掲載されていました(WEB無料部分ざっと見たところでは掲載無し)。内容は商店街内での通行などの取り締まりに消極的な大阪府警に、兵庫県警、京都府警の例を出して取締りを促すような嫌らしい内容でした。自転車の歩道走行となるとすぐ「スピードをあげて走るなどの」とか枕詞をつけてきます、狭い道でもかまわずスピードを出して走り抜ける車のほうがよっぽど被害を出しているのですけどね。個人的感想を言わしてもらうのなら兵庫県内に入ると一段と車の運転マナーは悪化し、全体的に乱暴な感じになりますけど、私も過去のブログ記事で、

こういうところでは歩道走行するしかない。
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20111101/1320159254

ここでは歩道上に堂々と駐車するトラック画像と、歩道ショートカット左折を目撃したことを書き、

今また自転車への敵愾心を煽るような論説を掲載した朝日新聞
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20101220/1292832198

ここにおいては「わずか1日でこれだけ撮れた」と、車が歩道上を占有している画像などを紹介しているわけですが、特にことわってはいなかったのですが、これらはいずれも兵庫県内でのものなのです、日ごろ私は大阪の交通をよくネタにしていますが、兵庫県内に入ると交通事情はそれにも増してより一段と殺伐に感じられます。
また京都の四条通りの取り締まりも例に挙げられていましたが、ここは車の路上駐車も放置されている中、自転車のみ通行が出来ないという実に差別的な規制がなされているところであり、
 
朝日新聞としてはこういったところが増えることが望ましいということなのでしょうか。
それにしても、「「車が怖い」と車道を敬遠する声もあり」とまで書いておきながら、その元凶、蔓延する車の路上駐車については一切触れていないところが実に朝日らしいところです、自転車の違反、加害性については徹底的に追求するが、車のそれについては黙殺というわけです。挙句の果てには朝日新聞大阪は、自社の目の前においても、わざわざ乗り場を設置して、タクシーの路上駐車の元凶となっているのです、

自らも加害者の一員に加わり、力あるものの横暴は野放し、そして弱者にのみ窮屈なルール遵守を要求、という朝日の新自由主義ぶりがあらわれてます。それは先ほどの京都の大事故について、事故当日に、既にクラクションを鳴らしていたという情報があったのにも関わらず、いち早く「てんかん発症か」などと書き、てんかん患者への偏見を助長することと引き換えに一般ドライバー全体の横暴、危険性からは目をそらそうとしたことにもあらわれています、また過去には、2004年7月の岐阜県7人死亡事故の際、他マスコミがトラックの過積載に言及する中、朝日新聞(大阪版)は頑としてそのことを黙殺し、道路構造に原因を求めることにこだわっていましたし、2002年1月横浜市トレーラーのタイヤ脱落母子死傷事故が起こった際には、その事故発生自体を完全に黙殺するということまでやってくれました(大阪版)。毎日新聞は執念深く繰り返し自転車を叩くことによって自動車業界への操を立てている感じですが、朝日新聞は自動車へのネガティブイメージを想起させるものを徹底排除することによって、それを成し遂げている感じですね。