大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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週刊ポストにて最悪の有害情報

週刊ポストの今週号に「1億人が童貞のまま悶絶死、中国13億人の性欲問題」という記事が出ています。内容は大人のおもちゃがコンビニで堂々と売られていたり、ポルノは厳しく規制されている一方で、裏でダウンロードされ出回る日本のAV、風俗はあるが貧富の差が激しく低所得者には手が出ない状況、一人っ子政策の影響で男女数の差が激しく結婚できなく童貞のままの男性が大量に発生する、などといったものでした。中国は数多くの社会的問題点を抱えている国だとは思いますが、その批判の出汁に童貞揶揄を加えていることは重大問題でしょう。中国に限らずどの国でも、社会の発展、多様化に伴い選ばれなくなる、結婚出来なくなる男性がより多く出てくるのは仕方ありません。例え性的パートナーに恵まれなくても、それ以外のことに生きがいを見い出し、幸せに生きていくという選択は当然あってもいいはずですが、その男性に対して殊更に童貞と指を指し、挙句の果て悶絶死などと不幸であると決め付け、そう社会に偏見を植え付け差別を作り出し助長し、その選択を許さないように脅迫するのはそれこそ性暴力であるとしか言えません。ことは男性への性暴力であるということに留まりません、こんな「男性が童貞のままだったら悲惨」というような風説が流布されれば、最初はほぼ全員が童貞である少年達などは一刻も早く性行為をしなければならない、と強烈に焦燥感に駆られることになるのです。そうなれば少しでも関わりを持っている女子でもいれば、何としてでも早く性行為をと目論むようになり、それはデートレイプの明確な原因となるでしょう。
何やらここにきて警察がエロ本業界をガサ入れしたりして、圧力を加えてきているようですが、その一方でこのようなよっぽど強烈で有害な情報を野放しにしていることについては大いに疑問を持たざるおえません。この悪質な「童貞叩き」に比べればエロ本の影響などこじつけみたいなものです。エロ本に載っている情報など実写、マンガ問わずそれは作られたものであることなど誰にでもわかっていますし、また拡散具合にしても本屋の隅っこにひっそりと置いてあり、自ら進んで入手しなければならないものです、逆から言えば自らの意思がなければ目にすることもないのです。それに比べれば今回の週刊ポストは、まあ中にはインチキ情報もあるかもしれませんが、概ね事実の情報を掲載しているという雑誌です。その雑誌が事実と思われる情報をもってして、童貞男性を「悶絶死」と決めつけ、焦燥感を煽り、青少年を性行為に向かうよういわば「脅迫」しているのです。また今回警察の標的になっているようなエロ本などとは違い、この「週刊ポスト」は本屋に限らずコンビニ、駅売店の目立つところに置いており、何といってもこの「童貞のまま悶絶死」という文言が新聞、電車の中吊り広告でもって日本中あらゆるところに流布されているのです。未成年者も含め見たくなくても嫌でも目に入ってきます。もうこの件だけでここ数十年発行された全てのエロ本を軽く上回る有害拡散でしょう。
思えば未成年者の飲酒問題にしても、警察はよっぽど深刻で重大な問題であるはずの未成年者への飲酒強要に関しては全力でスルーして、未成年者が自ら酒を購入することの規制にばかり熱心です。未成年者の安全、健康など本当はどうでもよく、ただ自由を束縛することが大好きなサディスティックな組織だということです。エロ、風俗関係の取り締まりも全く同様で、女性の保護などはどうでもよく、それを男性を捕まえて吊るし上げて迫害して愉しむ為のネタに最大限利用するとしか思っていないのでしょう。
同じことは日本ユニセフエクパットなどの強硬なエロ表現規制推進派にも言えます。昨日からそうした団体、及び構成員、同調者などのtwitterアカウントをチェックしていますが、この件に関して触れているものはまったくありません。明らかに一定数存在している男性を標的にした性差別であり、またあらゆるエロ本などよりよっぽど性犯罪、性非行を推進しているものが堂々とまかり通っているのです。女性の人権や安全が大事だというのならこれこそ最も関心を寄せなければならないものでしょう、にもかかわらず無視、これはこうした団体が女性への性暴力を減らすことなど本当はどうでもよく、男性をとにかく迫害出来ればそれでいい、と思っているか、もしくは「女性をいやらしい目で見た者は自らの目玉をくりぬけ!」という聖書の理念を実現化すべく宗教的執念にとりつかれているか、というところでしょう。この「童貞叩き」による男性迫害というものが、そうした規制派団体には心地良く感じられているかもしれません。かつて「怒りオヤジ」という、ニート、高齢フリーターといったいわゆる弱者男性をことごとく「童貞」呼ばわりして、さらし者にしている悪質な番組がありましたが、それに日本ユニセフは自らアグネスチャン親善大使を送り込んで後援する姿勢をも示していたほどです。例え女性の性被害が増えようとも、男性が焦燥感にとりつかれ、不幸になればいいのだ、ということです、サディスト集団という他はありません。