大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

特定秘密保護法とも似たものを感じる盛岡県盗撮条例の動き

このようなニュースが出ていました、

シャッター押さなくても「盗撮」…県条例を改正
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131117-OYT1T00640.htm

なんとカメラを向けただけでも摘発出来るとか、いくらなんでもやり過ぎという感じです。カメラを向けたかどうかなど立証しようがないわけですし、これではそもそも女性が少しでも居るようなところでカメラを取り出すということだけで冤罪の恐怖に脅えなければいけないということになってしまいます。こんなことがまかり通れば一般市民が自ら情報収集など出来なくなり、ますますマスコミのおしきせの情報に頼らざるおえなくなるでしょう。私はこのブログで車の横暴なさまを撮影してアップすることによってマスコミの一方的な自転車叩きへの反撃にしようと試みているわけですが、外で撮影も出来ないということになれば、それこそどれだけ街で横暴な車を見かけてもそれを人に伝えることが出来ず、一方マスコミは独占的に街の自転車のルール違反の様子などを撮影して、一方的にそれだけを流して、あたかも自転車だけがルール違反や危険な運転を繰り返しているように報じることができるというものです。まあそれは実際にやっていることでもあるのですが。上記のような法、そして危惧される取締りが常態化した日には、法の強制力によってマスコミの流す情報というものが検証もしようのない絶対なもの、ということになりかねません。いや、マスコミにとってもいいことばかりではないでしょう。マスコミの取材方法の中には隠し撮り的なスクープ写真によるものも多いでしょうし、そもそもマスコミが度々流してきた「暴走自転車」とやらの画像、映像もやらせでなければ全て隠し撮りによるものなのです(もちろん私の撮っている車画像も)。そういった撮影行為が全て盗撮かもしれないと警察に目をつけられるということもないのでしょうが、警察がその気になれば強引にでも摘発しうるということになってしまいます。それこそお上の裏金などを追及し始めたら、徹底的に撮影行為に対して嫌がらせをしていくということも出来るでしょう。マスコミの報道自体を幾らでもコントロールすることが出来ようというものです、まあ今でもかなりコントロールされているのでしょうが。
情報収集そのものを萎縮させようというこの動き、今話題の特定秘密保護法案と似たものを感じます。一般市民が自ら情報収集が出来なくなってしまえば、お上が幾らでも自らにとって都合のいい大本営発表を押し付けることが出来てしまいますからね、そして本当のことを暴露されたら秘密保護法で摘発してしまえばいいと。思えばインターネットが普及してこれまでマスコミのみだった情報発信というものが個人にも出来るようになりました。ここに来ての特定秘密保護法案およびこの盗撮条例といった乱暴な法制定の動きには、統制できない個人の情報発信というものを抹殺してしまおうという、そして統制されたマスコミによって情報の流れを独占出来た昔に、あまりに強権的で乱暴な手段で抑圧することによって、戻そうという独善的なたくらみを感じざるおえません。