大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

自転車槍玉の裏で、いつの間にか進行している飲酒運転非問題化の流れ

今日は何だか自転車に関する法律の罰則規定がちょっと変わる日だったみたいで、

自転車の危険行為 講習義務づけで一斉取締り
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150601/k10010099211000.html

それにあわせて各マスコミは、これからは自転車取締りだ!とばかりに、大々的に煽る報道を展開していて、こちらもチェックしきれないほどでした。NHK毎日放送よみうりテレビといった、内部から飲酒運転者を出しているところまで、長々と時間をとって偉そうに交通法規について説教する様には恥知らずとしか言いようがありませんけど。私はまだチェックしきれていませんが、話によれば停止線違反で摘発された自転車もあるとか、いや私も、
 

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こういうのをチェックするのに忙しくて、車も含め停止線違反がそんなに大きな違反であるという認識は全くありませんでした。それこそこういう行為はちょっとでも渋滞したら当然のように行われていますからね。停止線違反摘発ならまずこちらからするべきではないでしょうか、渋滞しているようなところに行けば幾らでも摘発できますよ。苛立ったトラック運転手からの逆切れに遭うかもしれませんが。今日の夕方のフジテレビでも千葉県市川市の自転車が多いさまを北京みたいだと揶揄して存在自体が迷惑だというような放送でしたが、一方京都四条通りの歩道拡張問題では渋滞を招いた行政が悪い、みたいな報道をどのマスコミも一方的に展開していますからね。車の渋滞は解決しない行政が悪い、こうした報道が先の車の迷惑行為を一層と後押ししています。もちろんこれだけやりたい放題でも、自転車の場合とは全く違って、こうした行為は一切報道されませんし。
しかしどこのニュース映像を見てもすごい警官の数。これだけ動員して果たして車の取締りがなおざりになっていないのかと心配になりますけどね。大阪ではいくら死亡事故が起こっても全然報道されなくなってきているのですけど、これまでは死亡ひき逃げや飲酒死亡事故は最低限ながらも、特にテレビに関しては報じられているというところだったのですが、とうとうこの5月23日に大阪市浪速区で起こった飲酒死亡事故については、テレビ全局(サイト)無視、新聞も朝日日経が無視、読売産経は辛うじて大阪地方欄に載せましたがネット掲載なし、毎日も大阪地方欄には載せ、昨日までネットは非会員は見出しのみは見れたのですが、今日から掲載基準が変わったみたいで掲載なし。リンクを貼り付けることすら出来ません。他地方でもそこの新聞の地方欄まではわかりませんが、ネットで見る限り全然報じられていないような飲酒死亡事故はいくらでもあります。辛うじて一社だけが報じているとか。何だかマスコミは自転車を槍玉にあげるのに対して、飲酒運転を問題視することはここ最近一切見ないようになってきているのですけど。そして死亡事故まで起こしても、それを報じない。これまたほとんど報じられていませんが、絶えることのないマスコミ関係者の飲酒運転。今回のマスコミの自転車攻撃のハッスルぶりは、本来車の飲酒運転の取り締まりに向けられるべきリソースを、強引にでも自転車に向けさせようという企みがあるとでも思えてきます。そうなれば、警察の検問に脅えることなくもっとのびのびと飲酒運転が出来るというわけです。その為にはいくら飲酒運転車にひき殺される人が出ても、一切気にしないというわけですね。ちなみに先月だけで飲酒運転車による死亡及び重体事故は少なくとも4件は起こっています。それらについて放送された時間を全部合計しても、今回の自転車槍玉キャンペーンに費やされた放送時間の100分の1にもならないでしょうね。


追記、本文で毎日新聞サイトでの掲載が無くなったと書いている5月23日大阪市浪速区の死亡事故ですが、6月4日22時現在で掲載が復活し、しかも非会員でも見れるようになっているようです。

交通事故:飲酒容疑の車にはねられ死亡 浪速区で82歳女性 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20150524ddlk27040312000c.html

*1:一枚目の画像、完全に隠れてしまっていますが、横の信号からもわかるとおり歩行者信号は青ですからね。