大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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毎日放送が相変もわらず自転車叩き、こんどはJR尼崎駅地下道を暴走だとか

今日の毎日放送、関西ローカル夕方のニュース番組「VOICE」にてまた自転車叩きが展開されていましたね。今回はJR尼崎駅の地下道で自転車が暴走しているとか、入り口はここですね、

番組ではナレーションではなかなか触れませんでしたが、画面を見ればはっきりと駅からショッピングモールまで直結の大掛かりな高架歩道橋が映っています、


ここには一度だけ行ったことがありますが、駅の南側へ行く時には当然のように高架橋の方を使いました。歩行者は高架橋の方も使えるが、自転車は地下道を使うしかない、そして高架橋の方が駅やショッピングモールに直結していて便利、両方通れるのならわざわざ薄暗くて何もない地下道に行こうとは思いません。これはあの地下道は実質自転車道ということではないでしょうか、尼崎の地下道と聞いてまず思い浮かべたのはそういうことでした。しかし番組によれば高架橋の方はエスカレーターがなく階段だけだったり、エレベーターが狭かったりだとかで地下道を通らざるおえない人もいるとか、エスカレーターは直結しているショッピングモールの中にはあるのですから、そこが開いていない時間には問題が発生するのかもしれません。いずれにせよ駅の利用の時にも問題が発生するのですし、あの狭い地下道を通らなくてはいけない歩行者が発生するというのならそれは駅側がバリアフリー対策を怠っているということでしかないでしょう、例えばこれは岐阜駅のものですが、駅直結の高架歩道橋にはエスカレーターが設置されています、

すぐには画像を用意できませんが、大阪駅前にも同様のエスカレーターがあります。
それにしても自転車で地下道を走っているだけで横柄に注意されてひどいですし、降りさせる為とかいう坂道の障害物もひどいですね、見るだけで気持ち悪くなってきます、むしろあれが事故を誘発するでしょう。私ならもうそのようなところは嫌って、なるべく近寄らないようにしますが、近隣住民はそうもいかないのでしょうね。番組ではやたらと通行を禁止しろとしきりに煽っていましたが、あんな薄暗くて何もないところ、自転車が通れなくなったら誰も通りやしないうら寂しい空間となって封鎖したほうがまだましという状況になるでしょうね、それこそ税金の無駄というものです。
地上を長い区間に渡って、それも人工物によって遮られているのですから、向こう側に渡る権利というのは当然確保されなければならないものです。自転車、歩行者といった交通弱者の通行を地上においてはどんどん一方的に遮断していって、そして迂回路はろくなものを用意せず、狭いところに押し込められ、また長い距離を押して歩けなどと不快極まりない理不尽なルールを突然押し付けられると、大日地下道から続く行政の徹底的な嫌がらせの構図ですね、そしてその応援団を買って出る毎日放送という構図でしょうか。番組では「押して行っても3分ぐらい」などと軽々しく言っていましたが、通勤通学で3分といえばかなり貴重な時間でしょう。
そして番組では次に駅のここから300メートル余り西方ではアンダーパスの新設が進んでいると紹介されます、

長洲久々知線立体交差事
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/tosi_seibi/douro/33203/079nagasukukuti.html

リンク先を開くと、そこは以前は開かずとはいえ踏切があったところとか、そこが廃止されて混雑に拍車をかけていたのかもしれません。番組では何の補足もなく「79億もかけて〜」などと、さも自転車の為だけに79億もかけるというような恩着せがましい調子でナレーションされていましたが、番組でも画像をよく見たらわかるのですが、車道も含めてのものですからね。また地図で見ると同じくらいの距離の東方には既にアンダーパスがあるのですが、そこは車道しかないみたいなのですね、自転車の渡れるところはそこからまた更に500メートルほど東に行かなければなりません。車の通行は確保するが自転車についてはサボタージュという嫌がらせですね。