昨日３月１１日のテレビ朝日朝のワイドショー番組「羽鳥慎一モーニングショー」にて、またコメンテイター玉川徹氏が「自転車ナンバー制を」などと口走っていましたね。この日はウーバーイーツなどの配達業者に識別ナンバーを付けさせろという話だったのですが、すぐそれを全体に拡張させて自転車ナンバー制を言い出すのかと思ってチェックしていたら案の定でしたね。自転車のことになると少しのことを大げさに最大限騒ぎ立て、すぐに全体の規制強化をと言い出します。車の場合だと例えば高齢者運転、あおり運転、飲酒運転のことなどをそれぞれ取り扱っても、その時取り扱った問題以外のことには決して触れないのに、自転車の場合は問題行動をいちいち総ざらえに列記して、全体が危険みたいに言いますね。そういえばこの番組では３月２日にはあおり運転について扱っていたのですが、例の桶川あおり自転車の件についてもかなりVTRを流し触れていましたね、自転車を扱うときには車の運転のことなど決して触れないのに、逆のことはするというわけです。そしてこれまで摘発されたあおり運転の数が出されていたのですが、その下にはわざわざ別記する形で自転車２件(桶川の件と、その同じ容疑者が流山でも引き起こした件ですね)などと表記されていたのです。これは確実におかしいですね、自転車を別記するというのならバイクにも触れなければいけないはずです、実際こちらは１人２件どころではなく何件も起こっていますし、
このように死者まで出した重大なものまであるのですから。車のあおり運転については嫌々ながら扱ってやるが、自転車のネガキャンもしっかりしてやるからな、この日の放送はそんな内容でしたね。
そもそもこの番組、去年のあおり運転厳罰化の際には散々文句を言って、警察の摘発を牽制、それどころか飲酒運転についても「年間１００件にまで減ったから、これ以上は取り締まりでは限界がある」などと言い出し、圧力までかけ始める始末です。自転車に対しては過激にゼロリスクを追求して規制強化を主張するのとはあまりに違いすぎますね。
このように直近でも飲酒重大事故は未だ起こり続けているわけですが、この２件についてはこの番組はおろか、テレビ朝日としても全く無視ですからね。自転車については些細なことを大げさに騒ぎ立て、徹底的規制を要求するのに、飲酒事故はどんな重大な事故でも無視、それどころか「もう十分減った」と取り締まりに牽制、飲酒運転などの車の重大違反よりも自転車の徹底的取り締まりを優先させろ、という横暴危険運転ドライバーの本音丸出しの報道を行っているのが特にこの「羽鳥慎一モーニングショー」という番組なわけです。
