大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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警視庁事故発生マップは神、そして思ったよりろくでもない存在だった首都圏マスコミ

この度、今更ながらになるかもしれませんが、警視庁のサイトから事故発生マップというサイトを発見しました、

www2.wagmap.jp

ここは凄い、なんと東京都内で起こった全ての死亡事故の発生場所、及び発生状況に至るまで掲載されているのです、マスコミ報道なんかよりも全然詳しくよくわかります。大阪府警もホームページで管内の死亡事故の情報を結構載せているのですが、それを遥かに超える充実ぶりでした。考えてみたら東京都及び大阪府は地元県域(都域に府域)マスコミというのがないのですね、それで域内の事故報道が手薄になっているところを警察自ら補完ということでしょうか。見てみると、確かに歩行者、自転車側が飛び出したりと落ち度があるケースもありますが、後方から追突されたり、横断歩道での右折左折など、車側が悪いでしょというケースもあります。そして特筆すべきは信号のない横断歩道でのものが10件もあったことですね。そしてそれらの事故について首都圏マスコミは、ウエブサイトを見る限りにおいては死亡ひき逃げであった1件を除けば全部無視、その1件についても信号のない横断歩道については無視でした*1。前回の記事で「今年に入って信号のない横断歩道での死亡事故は28件」と書きましたが、これだけで10件上乗せになります。前回の記事を書く際に、今年に入ってからの信号のない横断歩道での死亡事故について集計していて、東京都と大阪府については発生がないなと思っていたのですが、なんのことはない、東京都についてはマスコミがその情報をせき止めていたのですね。多発している信号のない横断歩道の死亡事故については完全黙殺した上で、その死亡事故によっぽど直結している車の守るべきルールについては注意喚起や報道を意図的に怠り、一方で自転車には厳密な完全ルール順守を執拗に要求する、全くもって首都圏マスコミというものは思ったよりもろくでもない存在でした。

*1:この件、ひどいんですよね、状況図を見たら被害者はその信号のない横断歩道からちょっとずれた内側で被害に遭っていて、マスコミはそこを捕まえて「現場は横断歩道や信号機のない道路」などと無味乾燥に書いているのですが、何故横断歩道からわざわざずれて歩いていたかというと、そのはねた大型トラックが横断歩道を占拠していたからとしか考えられないんですよね、これは只の横断歩道事故というよりよっぽど悪質な事故、そこを何もなかったように書くマスコミは悪意満載と言わざるおえません。